商品コード:1291-045[DECCA] G.ショルティ指揮ロンドンso. / バルトーク:組曲「中国の不思議な役人」Op.19, 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 Sz. 106
商品コード: 1291-045
商品詳細:「中国の不思議な役人」は脚本家レンジェル・メニヘールトの書いた台本に基づく1幕のパントマイムのための舞台音楽である。ハンガリー出身の舞踏家アウレル・フォン・ミロスの振付でバレエとして演奏されて以来、現在でもバレエとして上演されることもあることからバレエ音楽と混同されることもある。ただし作曲者はミロスの提案をOKしたものの、自身では「音楽を伴うパントマイム」だと強くこだわり、総譜にも記載するように念を押している。原題の呼称「mandarin」(マンダリン)は中国の清朝における上級官吏を指すが、欧州の伝統的意識ではしばしば宦官と同義に使われてきた経緯がある。グロテスクな台本とストーリーだがバルトークは大変気に入り、人気の高い作品である。この曲は委嘱によらないバルトークの純粋に個人的な理由で書かれた。B面「弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽」は一般的に『弦チェレ』と略されたバルトークの代表作。指揮者パウル・ザッハーからの委嘱作品である。打楽器(木琴、スネア付きドラム、スネア無しドラム、シンバル、タムタム、バスドラム、ティンパニ、チェレスタ)を用いた代表的な曲である。映画『マルコヴィッチの穴』(スパイク・ジョーンズ監督)、 映画『シャイニング』(スタンリー・キューブリック監督)でも使われた。ショルティはハンガリー生まれの指揮者であり、DECCAに多くのハンガリー作品を積極的に録音した。これらの効果もあってか2曲とも現在ではメジャー近代作品として普通に演奏、録音されるようになった。
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