商品コード:1295-012[DECCA] H.クナッパーツブッシュ指揮バイロイト祝祭o. バイロイト祝祭cho. M.メードル, H.ルートヴィヒ(s) 他 / ワーグナー:「パルジファル」(全曲)・「1951年バイロイト音楽祭録音」
商品コード: 1295-012
商品詳細:クナッパーツブッシュ( 1888 - 1965)の「パルジファル」には1951・1952・1954・1956・1957・1958・1959・1960・1961・1962・1963・1964年の12回の録音がある(ライブ含む),これが最初の1951年バイロイト音楽祭での全曲録音になる。1951年は戦後初めて再開されたバイロイト音楽祭で、まずベートーヴェンの第9番「合唱付き」をフルトヴェングラーが指揮、カラヤンとクナッパーツブッシュが招かれ、「ニーベルングの指環」を分担、カラヤンが「ニュルンベルクのマイスタージンガー」そしてクナッパーツブッシュが「パルジファル」を指揮するという凄い音楽祭が1か月間ほど開催された。これがクナッパーツブッシュが戦後初めて振った「パルジファル」である。DECCAが現地に録音チームを送り、ライブ録音を行いLP化された物が1952年LXT 2651-6のバラ6枚で発売された。DECCA史上初となるバイロイト祝祭劇場イラストを印刷した茶レーベルデザインで発売され、その特別感を煽った。1952年リリース分はバラで発売されたため、まず6枚揃える事が難関であり、運よく揃っても6枚とも盤質7はあり得ないだろう。ジョン・カルショウ(1924-1980)がプロデューサーを務めた。録音はケネス・ウィルキンソン。カルショウは当時27歳という若さ。大変な大仕事をこなし剛腕とも称されたが、クナッパーツブッシュからは子供扱いされ、その指揮に圧倒されたという。カルショウが『ほとんど一言もしゃべらない指揮者』と著書の中で語っている。カルショウはこの録音に関して「2回のゲネプロを収録し、さらに4回ないし5回の上演を加えて、大半のミスを取り除くことができた」と書いている。最近分かった見解ではLXT 2651-6で発売された内容は、数回のリハーサルと本番の良いところ取りをした編集盤であるらしい。それが出来るのがレコードの利点であり、DECCAの方針でもあった。結局この「パルジファル」が原点的名演とされ、以後、他を寄せ付けない演奏となった事実はその通りだろう。ステレオ録音でもPHILIPSに入れた1962年、バイロイト音楽祭ライヴ・ステレオ録音が圧倒的で、「パルジファル」はクナッパーツブッシュで決まりという図式が出来上がった。
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