商品コード:1297-044[ARION] R.ブルダン(fl) A.シャラン(hp) / 愛の二重奏曲集/クープラン, ドゥラランド, アルビノーニ, クルムフォルツ, ベートーヴェン, ラモー, バッハ 他
商品コード: 1297-044
商品詳細:ARIONはこれまでも大規模な録音を避けて室内楽を中心に隠れた名曲は一般的に録音がない曲等を中心に据えてLes Joyaux De Votre Discothèqueシリーズとして企画を行い、支持を集めていた。これはLes Duos D'amourなる特別のデュオシリーズでこのFl・Hpデュオ集2枚に付けられたシリーズである。ARIONレーベルの2大器楽奏者であるフルートのロジェ・ブルダンとハープのアニー・シャランの共演である。ARIONは演奏者を選ぶ際にこれまで録音をしたことがなかった若手を積極的に起用してきたが、今回のシリーズではどちらもベテランの二人の共演となった。ハープ奏者は1960年代初期からEMIグループなどに録音を残すベテランのアニー・シャランを起用している。アニー・シャラン(1940-)はフランス・トゥールーズにルネ・シャランの娘として生まれる。父ルネ・シャラン(1910 – 1978)はフランスのクラシック音楽の作曲家。作曲家アンリ・シャランの双子の兄弟である。1945 年から 1975 年まで、彼はパテ マルコーニの芸術監督(アート ディレクター)を務めた人物である。娘のアニー・シャランは9歳でパリ音楽院に入学してリリー・ラスキーヌに学び、15歳でプルミエ・プリを得て卒業。1956年からコンセール・コロンヌの首席ハープ奏者を務め、1958年からパリ・オペラ座の指揮者に就任した。1961年からロジェ・ブルダンとのデュオ活動や、ヴィオラ奏者のコレット・ルキアンを加えての三重奏など、室内楽の演奏を積極的に行った。1971年からヴェルサイユ音楽院の教授を務めた。父ルネ・シャランのコネも効いてかLa Voix De Son Maîtreで初のハープ・リサイタルLPを出している。COLUMBIAにも録音がありその後Pathé、PHILIPS、ARIONとかなり録音があり、フランスではラスキーヌに続く大物ハープ奏者とみなされている。ハープの世界では1970年代の巨匠である。フルートのロジェ・ブルダン(1900-1973)はランパルと並ぶ程の大物だが日本での知名度は高くない。パリ音楽院でマルセル・モイーズに学び16歳で卒業、17歳でラムルー管弦楽団に入団。長きに亘って首席奏者を務めた大物。天高く晴れ渡った空に飛ぶ鷹のごとく闊達で、時に鋭く、力強く美しい音色が特徴的なフルートはクラシックと映画音楽、軽音楽など多方面で活躍した。ランパルとは異なるラテン系の明るい音色を持つが表現力は異なるものがある。このLes Duos D'amourシリーズはARION中トップランクの器楽LPであり、演奏、音質、選曲どれをとってもARIONが世界に誇るデュオLPである。入荷は少なく知る人ぞ知るLPだが、一度でも聴けばお宝であることを実感するはずである。
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