商品コード:1297-011pb[DECCA] K.ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内o. ウィーン・アカデミーcho. E.アーメリング, H.v.ボルク(s) H.ワッツ(ca) 他/ バッハ:マニフィカトB.243, カンタータ10番
商品コード: 1297-011pb
商品詳細:バッハのマニフィカトは、すこぶる良い曲だが、どうもオーディオファイル系とはあまり縁が強くないようだ。しかし、この名曲もできるなら、ステレオの良い音で聴きたいとお考えの方も多いだろう。そんな方にぴったりな1枚がこれ。おそらく唯一のオーディオファイル系録音と思われる。溝なし大DECCA(ED3)がオリジナルで、このレーベルが意外と少ない。ミュンヒンガー/シュツットガルト室内o.はバッハ演奏の定番の組み合わせで、安心して聴くことができる。DECCAにとってバッハはドイツの音楽で自国の文化ではない。英国にもバッハを演奏する団体は勿論存在していたが、DECCAはドイツ人であるカール・ミュンヒンガー/シュツットガルト室内o.に一連のバッハ録音を託した。録音の大半がドイツ・シュトゥットガルトで行われ、本物のドイツ音楽をレーベルとして世界に届けることできた。DECCAのプロデューサーであるジョン・カルショウ(1924-1980)はオペラの充実に心血を注いだが、大レーベルとしてバッハ作品を蔑ろにすることはなく、一連のバッハ:宗教作品をしっかり世に出している。ARGO等も初期にバッハ:宗教作品を出したが時代的に英語歌唱で録音・発売した為、世界的な評価に至っていない。DECCAはそのあたりを学習し、本場の演奏で勝負をかけた。録音の良さと、LP発売当初から実績のあるカール・ミュンヒンガー/シュツットガルト室内o.の起用を続け安定したバッハ作品を継続することに成功している。1970年代に入ると古楽器スタイルの台頭が始まり、DECCA一社で賄いきれなくなっていったが、それまでの間はバッハ作品に対しても確固たる地位を築くことができたのである。
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