商品コード:1303-031[DECCA] K.ミュンヒンガー指揮ウィーンpo. / ハイドン:交響曲88番「V字」, 交響曲101番「時計」
商品コード: 1303-031
商品詳細:1954年のモノラル録音。ミュンヒンガーと言えばバロック専門の指揮者とイメージされよう。ハイドンは彼のモノラル期としては珍しい。やはりロマン派タイプの指揮者とバロック系指揮者の演奏するハイドンはおのずと発想が異なる。この演奏の端々にバルヒェットのソロで有名な「四季」の名残が感じられる。キリリと締まった硬質のハイドン、こんなスタイルも悪くはない。今は絶滅した古きDECCAのスタイル。ノスタルジーもセンチメンタルもなく、正確に音を刻むミュンヒンガー。ハイドンはウィーンpo.と83/88/96/100/101/104の6曲(ステレオは83/100番・96/104番あり)。この88/101番は1955年の初リリース。あのミュンヒンガーもウィーンpo.とは何とも麗しいウィーン的気分を出してくれる。「ブランデン」や「四季」は一つの時代的側面に過ぎない。それでも元気いっぱいの所は個性か?ハイドンらしさ溢れる!ミュンヒンガーは曲種により自身が創設したシュトゥットガルト室内o.とウィーンpo.とを振り分けて録音している様である。それだげ幅の広い表現が可能という事である。初期のモノラル録音だけ見れば1950年のヴィヴァルディ:「四季」の初回録音のような硬く律儀で辛口のドイツ的スタイルをイメージするが、1950年代後期からのウィーンpo.を振った録音では別人のような顔を見せる幅の広い指揮者である。このハイドンではウィーンpo.を振っており、我々がDECCAのステレオ録音に抱くイメージに近い演奏をしている。ウィーンpo.の品の良さと柔らかい響きを最大に生かした極上の演奏と言っても過言ではないだろう。ミュンヒンガー/ウィーンpo.が揃ったときは一つのブランドと言える演奏となる。
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