商品コード:1305-020n[COLUMBIA] O.クレンペラー指揮フィルハーモニアo. / ベートーヴェン:交響曲5番Op.67「運命」, 付随音楽「シュテファン王」Op.117~序曲
商品コード: 1305-020n
商品詳細:英国COLUMBIAは1951年~1955年にかけてカラヤン/フィルハーモニアo.で最初のベートーヴェン交響曲全集をモノラル録音で制作した。9番だけはウィーンで録音を敢行してからEMIとは関係が悪化したようである。その後1954年頃、オットー・クレンペラーがウォルター・レッグにCOLUMBIAに招かれ(契約は1952年)3/5/7番の3曲をフィルハーモニアo.と単独でモノラル録音を行った。ウォルター・レッグはおそらく次の全曲録音はステレオでクレンペラー/フィルハーモニアo.でやろうと考えていたと思われる。1945年にウォルター・レッグが私財を投入して創設したEMIのための録音専用オーケストラであるフィルハーモニアo.はそれまで音楽監督を置かずクレンペラー、フルトヴェングラー、カラヤンの3人を適時指揮者として運営していたが、カラヤンは、1955年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任したため、1959年にはクレンペラーは常任指揮者(後に終身)に就任し、多くの演奏、録音を残すことになる。クレンペラーによる英国COLUMBIA2度目のベートーヴェン交響曲全集録音は1957年~61年の間にモノラル/ステレオで行われた。クレンペラーの代表的な録音となったベートーヴェン交響曲全集だった。5番はVOXにも録音があり、英COLUMBIAに1955年のモノラル旧録音が存在する。これは3回目の録音で、全曲録音の一つとして、これらは各国EMIグループのレーベルからプレスされ全世界的に販売された。EMIグループの最初のステレオによるベートーヴェン交響曲全集が売りであった。記載はないが勿論ウォルター・レッグがプロデューサーを務めたと思われる。カラヤンはDGGに移籍し、ベルリンpo.の帝王と呼ばれるようになり、クレンペラーはフィルハーモニア管弦楽団を掌握し英国COLUMBIAのトップ指揮者として世界的な名声を得ることになる。1972年1月に公開の演奏活動から引退を表明。同年末にはレコーディング活動からも引退する。このベートーヴェン交響曲全集録音は英国COLUMBIAを代表する録音でありモノラル/ステレオを問わずクレンペラーの本質を表す、歴史に残る偉業であったと言える。ウォルター・レッグはカラヤンとはタイプの異なるベートーヴェン交響曲全集録音を考えていたようで、それはクレンペラーの起用で実現を見た。
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