商品コード:1305-003[VOX] N.グラウダン(vc) J.グラウダン(pf) / メンデルスゾーン:Vcソナタ2番Op.58
商品コード: 1305-003
商品詳細:チェロのニコライ・グラウダン(1896 -1964 )はラトビア・リエパーヤの生まれ。フルトヴェングラー時代のベルリン・フィルハーモニーの首席チェロ奏者だった人物。また当時のコンサートマスターだったシモン・ゴールドベルグ(Vn)、ウィリアム・プリムローズ(Va)、ヴィクター・バビン(Pf)とともにフェスティヴァル四重奏団の創設メンバーである。元々はアメリカ、コロラド州のアスペンで夏に開かれる音楽祭に出演する仲間たちが集まったところから、この名が付いた。ピアノのジョアンナ・グラウダンはニコライ・グラウダンの夫人である。シモン・ゴールドベルク(Vn)、ジョアンナ・グラウダン(pf)、ニコライ・グラウダン(vc)の3人で1953年モーツァルトのピアノ・トリオを米DECCAに録音していた。グラウダン夫妻のデュオは1950年代初期の米VOXに数点の録音を残している。他にシューベルト:アルペジオーネ・ソナタ(PL 6800)などもある。メンデルスゾーンのチェロ・ソナタ 第1番は12"(+メンデルスゾーン 交響曲 第4番・クレンペラー指揮)で1951年PL 6980でも出ている。ベートーヴェンのチェロ・ソナタ4/5番も録音が確認されている。米DECCA、米VOX、RCAなどの古い時期に録音が7~8点はあったと思われる。グラウダンの音には粘りと芯があり、軽度のヴィヴラートも感じられ、いかにも1950年前後に活躍した古い時代の演奏家と感じられる。今となっては入手の困難な米国VOX盤。欧州プレスは存在しないと思われる。メジャー作品ではないがチェロ好きには重要な1枚だろう。
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