商品コード:1307-057pb[Les Discophiles Français] K.リステンパルト指揮ザール室内o. / ハイドン:交響曲7番「昼」, 21番, 48番「マリア・テレジア」
商品コード: 1307-057pb
商品詳細:バッハ、モーツァルトを得意とする指揮者カール・リステンパルトにとってはハイドンはモーツァルトの延長線上の作品だろう。Les Discophiles Françaisに7/21/48/81/85/90/91計7曲を3枚のLPに録音している。更に1960年代にLe Club Français Du Disqueには6/7/8/21/31/48/85/94/100/101番の10曲を4枚のLPに残している。全く同じオーケストラだが2種の異なるレーベルへの別の録音である。Les Discophiles Françaisは1950年代中期頃のモノラル録音であり、Le Club Français Du Disqueは1960年代中期のモノラル/ステレオ録音(一部モノラルのみ)である。初期のLes Discophiles Françaisの録音はその圧倒的な録音の素晴らしさを味わえるLPである。後のLe Club Français Du Disqueでは全体にこなれた演奏で洗練さが際立つ。しかし一度でもオリジナルのLes Discophiles Françaisの録音を聴いてしまうとこの圧倒感が病みつきになってしまうのは不思議ではない。勿論初回録音も素晴らしく洗練されたハイドンであり、真剣に聴いても、ながら聴きでさえ頭の中を占領してしまう。躍動感だけでなく音楽の深みもしっかり表現しているから重量感を保ちつつ、爽やかに聴こえる。ずっと聴いていたくなるのはハイドンだけではないが、リステンパルトのハイドンならずっと聴いていたい気分にさせてくれるのである。1970年代に入ると重厚でありながら深みを感じさせてくれる演奏は極端に少なくなる。この感覚はLes Discophiles Françaisというレーベルと不可分のものだろう。どんな安価な装置でもピラミッド型の分厚い音が飛び出してくる。曲を選ばずリステンパルトは聴くものを愉快にさせる。そのマジックを持った稀有なる指揮者だった。
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