商品コード:1307-014[Electrecord] P.チャバ(vn)指揮室内o./S.ローラント指揮トゥルグ・ムレシュpo. / モーツァルト:Vn協奏曲1番K.207, Vn協奏曲2番K.211
商品コード: 1307-014
商品詳細:ルーマニアElectrecordの場合は、年代をあまり気にする必要はない。これは'80年と'81年の録音のようだが、西側とは全く基準が異なる。それより、ローマ人の末裔と言われるルーマニア人達の何とも屈託のない音楽を楽しもう。このP.チャバは、もちろん西側の楽壇では無名である。しかし、彼の紡ぎ出す音のひとかけらでも浴びれば、ローマ人達の気質が分かるような気分だ。1/2番という少々マイナーな曲ではあるが、まさにモーツァルトを感じることのできる逸品である。ペテル・チャバ(1952-)はルーマニア・クルージュ生まれヴァイオリニスト、指揮者である。両親はハンガリー人。チャバは、ブカレストのC.ポルンベスク音楽院で学んだ。彼の教授の中には、ヴァイオリンのピーター・ズルカとジョージ・マノリュー、作曲と指揮のエデ・テレニがいた。ジェノバのニコロ・パガニーニコンクールなど、いくつかの国内外のコンクールで入賞した彼は、ラジオ、テレビ、国際レコード会社でのレコーディングを含むヨーロッパとアジアでの集中ツアーを行い、国際的なキャリアを成功させた。1983年からフランスに移住し、1996 年にリヨンの CNSMD でオーケストラ クラスの責任を引き受けた。彼はサン=ジャン・ド・リュズ(フランス)のモーリス・ラヴェル・アカデミーのディレクターを務め、2001年からはサンタンデール(スペイン)のエンクエントロ・デ・ムジカ・イ・アカデミアの芸術監督を務め、若い音楽家たちに出会い、演奏する素晴らしい機会を提供している。世界的に有名なアーティストとともに60回以上のコンサートに出演。1993~2000 年までスウェーデン室内オーケストラMusica Vitaeの芸術監督および常任指揮者を務めた。フィンランドの室内オーケストラ Virtuosi di Kuhmo の芸術監督を務めた。1995~2010年までブザンソン交響楽団の音楽監督を務めている。Virtuosi di Kuhmo で録音されたシベリウスの作品を収録した彼の CD は、アメリカの公共ラジオによって 1995 年のアメリカのベスト クラシック レコードに選ばれた。彼のショスタコーヴィチの室内交響曲の録音は、音楽評論家によってこの曲の史上最高の一つとみなされている。ペテル・チャバは、2012 年 9 月からブダペスト MÁV 交響楽団 (ハンガリー) の芸術監督兼首席指揮者に就任。またスウェーデンのアリエプローグで開催されるラップランド祝祭祭の芸術監督を務めている。ペテル・チャバのVn演奏が聴けるLPはElectrecordだけと思われる。チャバが国際的に大きな成功を収めた理由はひとえにElectrecord時代の録音の素晴らしさにあると思われる。1980-81年頃の録音だが、ソロは極めて澄んだ美しい音で表現も素晴らしい。これらは彼の最初期録音で、主にCD期が活躍時代となった。正にモーツァルトの笑顔が浮かぶ演奏!
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