商品コード:1308-002[Le Chaut de Monde] S.コスタ(pf) / ショパン:練習曲Op.10(6曲), Op.25(5曲)
商品コード: 1308-002
商品詳細:セケイラ・コスタ(1929-2019)はポルトガル生まれのピアニスト。8歳でリスボンに移住して、フランツ・リスト最後の高弟ジョゼ・ヴィアナ・ダ・モッタの薫陶を受ける。1948年にヴィアンナ・ダ・モッタが逝去すると、ロンドンに移ってもう一人のリストの高弟であるマルク・ハンブルクに入門した。また、パリでマルグリット・ロンとジャック・フェヴリエに、スイスでエトヴィン・フィッシャーに師事した。22歳で1951年ロン=ティボー国際コンクール第2位(第1位はジャニーヌ・ダコスタ)を獲得し、国際的な演奏活動に入る。5年後にヴィアンナ・ダ・モッタ国際音楽コンクールをリスボンにて開催し、1958年にディミトリー・ショスタコーヴィチに招待されたのを皮切りに、計6回モスクワ・チャイコフスキー国際コンクールの審査員を務めた。こんにちでも定期的な演奏旅行をこなしつつ、数々のマスタークラスを主宰する一方で、世界で最も名誉ある音楽コンクールの審査員団に定期的に参加している。1976年よりカンザス大学のピアノ教授に就任した。何故かSUPRAPHONに録音が多いが、チェコとは関係が無いと思われる。これは1959年頃の、唯一のLe Chaut de Monde録音と思われる。コスタの最初期録音ではないだろうか? 聴いてみるとなかなかアグレッシヴな演奏で展開の早いスタイルである。驚くほどよく回る指で速いスピードで弾きまくるショパンの練習曲。フレンチ・ピアニズムを身につけ、更に自分らしさを強化した剛腕ピアニストである。感傷を捨て、激しく曲を追い詰めるような変わったスタイルのショパンである。SUPRAPHONでの1976年にこれらを再録音(全曲録音)しているが、ここまで激しくはなかった記憶がある。
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