商品コード:1309-030[La Voix De Son Maître] M.フレーニ(s) F.フェラーリス指揮ローマ国立歌劇場o. / アリア集
商品コード: 1309-030
商品詳細:1935年生まれのイタリアの美人ソプラノ、ミレッラ・フレーニ(1935-2020)。バス歌手ニコライ・ギャウロフの妻。1955年19歳でデビュー。1959-60年のグラインドボーン音楽祭での出演で名声を得た。その後カラヤンに認められ、'60年代に多くの録音に参加。カラス等の次世代のソプラノとして期待を寄せられた。若々しい澄んだ声で、美しい。似たようなアリア集が'68年頃発売されているが、これが彼女の最初のアリア集?1964年発売のオペラ・アリア集、ローマにて'64年録音。カラスより癖が無く、聴きやすい。ステレオも存在するがFALPの音質は完成の域に達していて、文句なしの音楽性の高さは英国にも負けていない。ミレッラ・フレーニはイタリアのモデナで労働者階級の家庭に生まれたソプラノ歌手。彼女の母親はルチアーノ・パヴァロッティの母親と同じタバコ工場で働いており、同じ乳母の乳で育ったという。彼女は音楽的才能に恵まれ、10歳でラジオ局の主催したコンクールで『ある晴れた日に』(プッチーニの『蝶々夫人』)を歌い優勝した。しかし著名なテノール歌手ベニャミーノ・ジーリは、このまま歌手として歌い続けると早晩喉を痛める危険性があると警告し、もう少し歳をとるまで歌うのを中止したほうがよいと助言した。彼女はこれに従い、17歳までステージで歌わなかった。1955年、19歳のフレーニはモデナの劇場で『カルメン』のミカエラ役でオペラの初舞台を踏んだ。これをきっかけに様々な役柄の出演要請を受けたが、彼女はキャリアを中断して声楽教師レオーネ・マジエラと結婚し、子供を育てる道を選んだ。1958年、フレーニはトリノのテアトロ・レッジオで行われた声楽コンクールでミミを歌って優勝し、演奏活動に復帰した。フレーニの名が世界的に知られるようになったのはグラインドボーン音楽祭でフランコ・ゼッフィレッリの演出による『愛の妙薬』(ドニゼッティ)でアディーナを歌ったことで、彼女は続く1960年から1962年にかけてのシーズンに同地でスザンナ(『フィガロの結婚』)とツェルリーナ(『ドン・ジョヴァンニ』)を演じた。その後はカラヤンと共演するなど以後多くのオペラや演奏会で共演を重ねた。1965年には、やはりミミ役でメトロポリタン歌劇場デビューを飾った。1990年イタリア共和国大十字騎士賞、1993年3月にはフランス政府からレジオン・ドヌール勲章を受章した。シノーポリとは1980年代から共演を行い「マノン・レスコー」と「蝶々夫人」をDGGに全曲録音している。当盤の2曲のアリアはその録音からの抜粋だろう。またアバドと「シモン・ボッカネグラ」の全曲録音もしている。このLPはシノーポリとの2曲に7曲加え計9曲のアリア集としたもの。軽妙な声質の持ち主だったが1970年代からより重い声質の役柄もこなせる大物歌手に成長した。これはフレーニの代表的オペラ・アリア集!ステレオは高額となる!
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