商品コード:1309-010p[DECCA] F.グルダ(pf) A.コリンズ指揮ロンドン新so./ モーツァルト:Pf協奏曲26番537「戴冠式」, 25番K.503

[ 1309-010p ] Mozart, Friedrich Gulda, Neues Symphonie Orchester London, Collins – Krönungskonzert D-dur, KV 537 / Klavierkonzert C-Dur, KV 503



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商品コード: 1309-010p

作品名:モーツァルト:Pf協奏曲26番537「戴冠式」 | Pf協奏曲25番K.503
演奏者:F.グルダ(pf)A.コリンズ指揮ロンドン新so.(ロイヤル・アルバートホールo.)
プレス国:フランス, France
レーベル:DECCA
レコード番号:LXT 5138
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:B面12時に極小11回出る点あり, 影響は僅かで7とした
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---橙/銀外溝, 12時方向にMade in France(横銀文字), 10時に破線〇 LONG PLAYNG 33 1/3 RPM, 2時にffrr耳マーク, フラット重量, Rights Society:DP, (P)なし, Price Code:Ⓐ, スタンパー/マトリクス:CB ARL-2855-1AR/CB ARL-2856-4A (ストレート字文字スタンパー・英DECCA旧タイプ), DECCA規格モノラル製造を示すARL***を含みレコード番号を含まない英国型専用マトリクス使用, マトリクスのAは Guy Fletcher(ガイ・フレッチャー)のカッティング担当を/RはRIAAカーヴに切直したことを示す, 補助マトリクス(3時):フランス盤にはない, 再補助マトリクス(9時):72/31, 1950年代のスタンパーによる1957年頃の製造分, フランスに橙/金ツヤ内溝レーベル存在せず, 橙/金外溝レーベル存在せず, 橙/銀外溝レーベルフラット盤のフランス最初期分, 旧番号存在せず, フランスでこれより古いレーベル存在せず, フランスでの最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクス存在するか不明, カッティング担当の前任者:なし, ステレオ存在せず, RIAAカーヴではない, 英DECCA音源の仏DECCA制作プレス, 工場:Studios De La Société Française du Son Paris., フランスでのオリジナル, original in Fr.
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---折返表紙ペラ, 5時に黒ベース〇6角□ DECCA RECORDS, 表記されたジャケット番号:LXT 5138, Price Code:Artistique, 背文字:なし(初期の証拠), (P)(C)なし, ジャケ裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないがフランスでは当ジャケットである), 製作:Disques Decca. Paris., 印刷:Dehon et Cie Imprimerie Paris, 旧デザイン存在しないと思われる, フランスでこれより古いジャケット存在せず, 英国とはデザインが異なる, フランスでのオリジナル, original for mono in Fr.
トピックス:1955年9月19-21日ロンドン・ロイヤル・アルバート・ホールでのモノラル録音, 録音詳細不明, 英国では1956年The Decca Record Company Limited. Londonにてコピーライト登録・同年DECCA:LXT 5138(銀外溝レーベル・フラット盤・両面コートホタテ貝ジャケット入り)にて初リリース→1960年頃同番号・銀中溝レーベル・グルーヴガード厚手盤・折返表コートペラジャケット入り, フランスでは1957年頃仏DECCA:LXT 5138(当装丁)にて初リリース, これはフランスでの初年度リリース分オリジナル, The New Symphony Orchestra Of Londonはロンドン新交響楽団と訳し実際はロイヤル・アルバート・ホールo.のこと, 録音に登場することはあまりない, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:フリードリヒ・グルダ(1930- 2000)はオーストリア、ウィーン生まれのピアニスト。ウィーン三羽烏の一人でジャズも演奏する鬼才で知られる。録音は1940年代後期DECCAから始まる。当初ベートーヴェン弾きとして、DECCAで最初のベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集の最初の録音者の予定だったが、バックハウスが先に録音を完成し、グルダは全曲録音をしたが発売されなかった。そのような軋轢から1950年代後期期はDECCAを去ることとなるが、モーツァルトに関してはスムースな録音が行われたようである。25/26/14番の3曲のモーツァルト:Pf協奏曲が録音され、25/26番のカップリングで1955年録音、1956年リリースとなった。14番は1954年9月15-16日録音で、R.シュトラウス:ブルレスケとのカップリングで発売された。グルダ本人はベートーヴェンに多大な関心があり、DECCAを含め3回のピアノ・ソナタ全集録音したが、多くの方がご承知のようにグルダのモーツァルトは彼の持つ自由な芸風が相まって、非常に個性的で然も完成度の高い演奏となっている。グルダの出す音そのものがモーツァルト的なものを持っているように感じられる。本人はどう思っていたのか不明だが、さほど大きな興味がなかったことは残した録音の数で理解されるだろう。端々に見られるリズム感は正にモーツァルトを弾くためのような気がするのだが、本人の興味に関係なく生まれながらのモーツァルト弾きの資質を持ったピアニストといって誤りではないだろう。残された少ない録音を大切にしたい。指揮は英国のシベリウスの第一人者としても知られた指揮者、アンソニー・コリンズ。オケはThe New Symphony Orchestra Of London。和訳ではロンドン新交響楽団となる。これはロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団のことで、ロンドンのサウス・ケンジントン近隣にある、ヴィクトリア女王の夫であるアルバート公に捧げられた演劇場であるロイヤル・アルバート・ホールの劇場付きオーケストラである。ロンドン交響楽団とは全く別の団体。録音に使用されることは多くない。DECCAに居場所を感じなくなったグルダは1960年代に入りAMADEOに移籍する。DECCAは個性的なグルダの力を活かし切れないまま、別れる事となった。グルダの力をもっと活かせたなら、名演に数々が生まれたに違いない。DECCA首脳陣の器楽奏者に対する認識の甘さが多くの有望な才能の流失を招いてしまった。

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