商品コード:1312-010[EURODISC] G.クレーメル T.グリンデンコ(vn)/ バッハ:Vn協奏曲1番, 2Vn協奏曲
商品コード: 1312-010
商品詳細:G.クレーメルの無伴奏は知られるところだが、Vn協奏曲は'70年代MELODIYAにヤンソンスと2番のみ録音があった(C10 08583)。これはクレーメル自身がウィーンso.を振った弾き振りで全3曲入りだがB.1042の代わりに2代用のチェンバロ協奏曲B.1060を2台Vn協奏曲ヘ編曲したものが入る。ソロ協奏曲はB.1041の1曲でクレーメルがソロを執る。残り2曲はタチアナ・グリデンコとの2台Vn協奏曲となる。1977年2月の録音。ウィーン録音なのでMELODIYAではなくEURODISCがオリジナル。第2Vnのグリデンコとは、他の曲でも度々共演。ウィーンso.の美しい弦の響きを前面に出した録音で、ソロが前に押し出るタイプではないが、全体のトーンはバッハへの畏敬を強く感じる。共演のタチアナ・グリデンコ(1946-)はウクライナ・ハリコフの生まれ。モスクワ音楽院を卒業し、その後ユーリ・ヤンケレヴィッチのアシスタントとなったロシアのヴァイオリニストおよび功績のある芸術家である。彼女はグリンデンコ・アンサンブルの創設者であり、現在はソリストとして働いている。フランス・ブリュッヘン、クルト・マズア、クルト・ザンデルリング、M. ロストロポーヴィチ、ギドン・クレメル、G. ロジェストヴェンスキー、 K .コンドラシン、ユーリ・テミルカーノフなどの指揮者や、 A. リュビモフなどの様々なピアニストやヴァイオリニストとともにステージで共演している。ギドン・クレーメルは1歳年下の1947年生まれ。ダヴィッド・オイストラフに8年間師事する。この間、1967年、22歳の時にブリュッセルで開かれたエリザベート王妃国際音楽コンクールにて3位に入賞し、1969年のパガニーニ国際コンクールでは優勝、翌1970年のモスクワで開かれたチャイコフスキー国際コンクールでも優勝する。1975年にドイツで初めてのコンサートを開き、西側ヨーロッパでの鮮烈なデビューを飾った翌年、ザルツブルク音楽祭でさらに評判を得る。1977年にはニューヨークへも進出し、アメリカでも名声を博した。1980年には、ドイツに亡命し、完全に西側の音楽家となる。2016年、第28回高松宮殿下記念世界文化賞(音楽部門)を受賞。
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