商品コード:1313-055[DGG] P.フルニエ(vc)/ Vc協奏曲/ボッケリーニ:9番, C.P.E.バッハ
商品コード: 1313-055
商品詳細:フルニエのDGGへの一連の協奏曲シリーズ。赤ステ・ジャケが初出。フラット盤は存在しない。チェロの協奏曲は曲目が限られているので、自ずと同じ曲ばかり集まることになるが、このフルニエのボッケリーニは間の取り方が独特で、新鮮な印象を受けた。B面のC.P.E.バッハは、録音が少なく貴重。穏やかなソロが用意されていて、良い曲だ。何といってもバウムガルトナーとルツェルンフェスのテンポ感が素晴らしく、気持ちの良いサウンド。2010年頃から全世界的に赤ステが大人気に!ピエール・フルニエ(1906- 1986)はパリに生まれのチェロ奏者。弟のジャンはヴァイオリニスト。12歳でパリ音楽院へ入学してポール・バズレールとアンドレ・エッキングに師事した。なお、パブロ・カザルスに助言を求めることもあった。5年後に一等賞を獲得して卒業し、さらにバズレールのもとで修練を積んだのち、1924年にパリでデビューした。1927年にはコロンヌ管弦楽団のソリストとして迎えられ、フランス各地およびヨーロッパ各国での演奏活動を開始した。協奏曲以外にも室内楽に情熱を注いだ。1928年にはヴァイオリニストのガブリエル・ブイヨン、ピアノのヴラド・ペルルミュテールとトリオを結成した。また、ピアニストのアルフレッド・コルトーとヴァイオリニストのジャック・ティボーともしばしば共演した。また、デュオとしてもピアニストのヴィルヘルム・ケンプ、ヴィルヘルム・バックハウス、アルトゥール・ルービンシュタイン、フリードリヒ・グルダらと共演した。1940年代からEMI系にSP録音を開始している。1950年頃DECCAと契約し、多くの録音を残した。DECCAは1955年が最後の録音で翌年から英/仏COLUMBIAに移籍。1958年頃まで録音を行った。1959年からはDGGに移籍。1960年以降の録音の大半がDGGとなる。DGGに移籍後は以前より録音の機会が増えて、ほとんどのチェロのレパートリーを録音している。しかし時代的にもDECCAのような重厚な音はDGGでは出していない。レーベルと時代の違いだろう。DGGでは殆どの協奏曲の録音を行った。フルニエのDGG録音が揃えば自動的にチェロ協奏曲の殆どが揃う事になる。この2曲は1961年10月の録音。
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