商品コード:1313-028[VÉGA] S.アッカルド(vn) H.アルベルト M.シェーンヘル指揮/ ラロ, リムスキー・コルサコフ
商品コード: 1313-028
商品詳細:数あるアッカルドの録音の中でも特別に人気で高額なのが仏PRETORIA盤(30CL 8014)。おそらくアッカルドのデビュー録音と思われる。ほぼ入荷不可能に近い幻の盤と思われていた。これはその1960年代の再版である。通常アッカルドの録音といえばPhilipsやDGGが多いが、彼が国際的に有名になる以前の伊録音や伊RCAの一部録音では、超絶技巧を全面に出したヴィルトーゾ的録音がほとんど。音質も大手レーベルとは比較にならない鮮烈なモノラル。まるで10"のマイケル・レビンのようだ。これは中でも最初期の録音で、圧巻のソロが聴ける。当VEGA:30MT 10135他。英CLASSICS CLUB:X 531や英ARC:FDY 2057からも出ている。第2版といえどもモノラル・オーディオファイルと呼べる圧倒的な音質!強烈なデビューを飾ったアッカルドだったが有名になり大手レーベルで安定した録音を出すようになると、まるで普通のヴァイオリン奏者になってしまった。環境というのは人間をここまで変えてしまう---という見本のような録音。有名になっても初心を貫き当した音楽家は数えるほどしかいないのが現実である。だがらこそ貴重な録音。耳をつんざくような凄い音が飛んで来る!幻の盤を追い求めるより、このあたりの盤で聴いてみるのが現実的!凄い弦の音が飛んでくるあたりはパガニーニの奇想曲集と全く同じ。アッカルドはこの難曲を軽業師のような軽快な演奏で楽しませてくれるエンターティナー奏者だった。30CL 8014が5万円程度はする高額盤であることを考えると30MT 10135は再版だが安価といえる。
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