商品コード:1313-019[CALIG] D.ヘルマン指揮マインツ・バッハo.cho. / モーツァルト:主日の為の晩課 他
商品コード: 1313-019
商品詳細:1981年発売の古いレコードではないがCALIGというドイツのローカル・レーベル発売なので入荷は非常に少ない。モーツァルトの宗教曲K.321は、録音の多い人気曲。そして、B面に、ソプラノ歌手M.Hofweberと指揮者D.ヘルマンのOrgで、モーツァルトのリーダーが3曲収録。こちらが注目の録音だろう。但し、336c-a、bの2曲は、教会リートと呼ばれる通常の歌曲ではない。その為、オルガン伴奏となる。この3曲の為に、このLPを買っても損は無い。そして、K.597(春のはじめに)もOrg伴奏。最後にK.618。幸福感に満ちたモーツァルティアン向き。スーパーレアLP!モーツァルティンには間違いなく幸福を呼び込むLP!特に2つの教会歌曲K.343は録音が少なくK321でソプラノを担当したマリアンヌ・ホフウェーバーの澄んだ声がオルガン伴奏で浮かび上がる。世俗歌曲とは一線を画す教会歌曲のなんと敬虔な美しさ。間に世俗歌曲の歌曲 「春の初めに」を挟んで2つの教会歌曲の第2曲が歌われ、2曲が完結する。但し通常ピアノ伴奏である歌曲 「春の初めに」も同じオルガン伴奏なので曲種の異なる3つの歌曲が並んでも違和感がないのが不思議。最後は短いモーツァルトの名曲、モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K.618で閉められる。まるで教会で行われた一夜のコンサートのような配曲で数十年前のドイツ・マインツでの一夜を追体験したかのような錯覚に陥る。覚めないで欲しい錯覚だが、針がスーと流れて現実に戻される。音楽の愉しみはこうして終わるが、繰り返しこの錯覚を愉しめるのが人知れず、どこかで眠る「良いLP」という事だろう。このような「良いLP」に頻繁に出逢えるようになると、趣味もプロ級と呼ばれるようになる。
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