商品コード:1314-015b[DECCA] ウィーン八重奏団メンバー/ ブラームス:Cl五重奏曲
商品コード: 1314-015b
商品詳細:ウィーン八重奏団 Wiener Oktett はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を中心とするアンサンブルで、演奏する曲の編成により、また活動時期(年代)によりメンバーが入れ替わる。固定した8人ではないようだ。この録音は下記のメンバーで行われた。クラリネット:アルフレート・ボスコフスキー,ヴァイオリン:ウィリー・ボスコフスキー、フィリップ・マタイス,ヴィオラ:ギュンター・ブライテンバッハ,チェロ:ニコラウス・ヒューブナー。クラリネットを吹いているアルフレート・ボスコフスキーはヴァイオリンのウィリー・ボスコフスキーの弟。ウィーン・フィルの首席を務めた名クラリネット奏者レオポルト・ウラッハにクラリネットを学びウィーン・フィルに入団、後に師のウラッハの後を受けてウィーン・フィルの首席奏者となった。古くはR.ケルのSP録音に始まり、名演の多い曲である。この録音は最もウィーン風味のよく出た演奏だろう。ブラームスの晩年の「傑作の森」の中核を成す曲だけに、この曲には渋さを求める方が多い。ウィーン風味の爽やかなイメージが結び付き難いのは確かだろう。しかし演奏者はウィーンpo.の首席メンバーたちである。立派な風格を持った演奏である。そこに吹く風は確かに清々しさを持っている。もう少し暗さを求めたい方は更に別のスタイルの演奏を求められるのもよい。2枚3枚とあってしかるべき名作である。その中で彼らの優れた音楽性は決して否定されるものではない。音楽はクオリティが高ければ受容範囲は意外に広いものだろう。バッハのように電子楽器で演奏されてなお根幹を失わない音楽もある。
ウィーン八重奏団の在庫一覧へ