商品コード:1318-060[ERATO] J.P.ランパル(fl) / Fl協奏曲集/タルティーニ, サンマルティーニ, ヴィヴァルディ, ペルゴレーシ
商品コード: 1318-060
商品詳細:同じレーベルに所属していたランパルとリステンパルトの共演は珍しくないが、これは、レアなタイトル。イタリア・バロック期のFl協4曲をリステンパルト/ザール放送室内o.が振る。ERATOの得手の分野だ。イタリア物の音色に、ランパル程ぴったりのフルート奏者もいないだろう。しかし、やはり要はリステンパルト。1964年の発売と思われる。この手のLP作りにおいて、ERATO社は他レーベルにないものを持っていた。ERATOがなければ、バロック音楽の優れた録音は多く残らなかったろう。ランパルは録音の分野において特別な存在である。78回転のSPレコードからデジタルまで、1946年の最初の録音から1999年の最後に至るまで半世紀以上にもわたり、そのディスコグラフィーはランパルの音楽を広める大きな決め手となっている。いつの時代もフルート奏者にとっては非常に重要な音源であり、フルートの録音においてランパルのレパートリーの広さは唯一のものとなっている。ランパルによって演奏されていない作品は皆無と言って過言ではない。手に入るオリジナルのディスクだけで350枚以上を数え、220人の作曲家の1,000曲近い作品を演奏し、信じられない数の世界初演を果たした。この録音は厖大なレパートリーのひとつに過ぎないが、1964年に発売された当LPはランパルのキャリアとともにERATOレーベルの黄金時代に相当する。カール・リステンパルトとの共演は中でもトップランクに属する内容であることに異論はないだろう。これはイタリアの作曲家4人によるフルート協奏曲集。ランパルの明るく大胆な音が木霊する演奏は壮大且つ深淵であり、リステンパルトのオケには命が宿る。両者の理想的な共演が生むプレゼンスはERATOのこの時代だけに与えられた贈物と呼んでいいはずである。なお曲目の詳細な調査は行ったいない、ジャケットの表記の通りの調性の記載にとどめた。当時は編曲中心であり、原曲が判明しても得られるものはバッハやヘンデル程大きくはないだろう。
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