商品コード:1319-063p[RCA] ジュリアードQt./ ベートーヴェン:弦楽四重奏曲15番

[ 1319-063p ] Beethoven, Juilliard String Quartet – Beethoven: Quartet In A Minor Op. 132


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商品コード: 1319-063p

作品名:ベートーヴェン:弦楽四重奏曲15番Op.132/--1.Assai Sostenuto - Allegro-- 2.Allegro Ma Non Tanto-- | --3.Molto Adagio--4. Alla Marcia, Assai Vivace - Più Allegro - Atacca--5. Allegro Apassionato - Presto
演奏者:ジュリアードQt.(R.マン/I.コーエン(vn)R.ヒリアー(va)C.アダム(vc))
プレス国:ドイツ, Germany
レーベル:RCA
レコード番号:LSC 2765
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7 : ORTFのパンチ穴あり, A面に小さな書き込みあり
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【ドイツでのステレオ・第2版】---赤Red Seal内溝,1時にHamburg Germany,6時に▽33,グルーヴガード厚,Rights Society:Contr. Copyr.,(P)なし,Price Code:なし,スタンパー/マトリクス:LP-Ste-K2RY-6724-X/LP-Ste-K2RY-6725-X (ラウンド小文字スタンパー・RCA/TELEFUNKENタイプ),RCA録音・TELEFUNKENステレオ製造を示すLP-Ste-***で始まりレコード番号を含まないドイツ専用マトリクス使用,補助マトリクス:S-Ⅱ-NN/S-Ⅱ-NN,再補助マトリクス:両面にManufactured in Germanyの刻印,1960年代のスタンパーによる1968年頃製造分,赤/銀RCA Victor内溝レーベル存在する,旧番号存在せず,フラット盤存在せず,ドイツでのステレオ最古レーベル・最厚プレスではない,モノラル存在する,RIAAカーヴである,米RCA音源の独RCA製作TELEFUNKENプレス,工場:TELDEC Press GmbH & Co.KG. Niedernstr. 3 - 7 24589 Nortorf Germany,ドイツでのステレオ・第2版,2nd issue for stereo in De.
ジャケット:【ドイツでのステレオ・第2版】---緑系両面コートペラ,10時にSTEREO(横黒文字),2時に白色ベース〇RCAロゴ 下にRCA Victor Red Seal(金文字),表記されたジャケット番号:LSC 2765-B,Price Code:なし,背文字:あり(黒色・クリーム背景),(P)(C)なし,ジャケット裏年号:なし,当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないがドイツでは当ジャケットではない・旧タイプあり),製作:Telefunken-Decca Schallpl.-Ges.mbH,印刷:記載なし・ドイツ製,黄色系両面ツヤペラジャケット存在する,ドイツでこれより古いステレオ・ジャケット存在する,ドイツでのステレオ・第2版,2nd issue for stereo in De.
トピックス:【初入荷の希少タイトル!】---1959年9月米国ニューヨーク・ RCA Studio B, New York City・でのモノラル/ステレオ録音, 録音技師: Allan Ballantine, プロデューサー:Peter Dellheim, 米国では1964年Radio Corporation of Americaによりコピーライト登録・同年米RCA:LM 2765/LSC 2765(赤/銀WD中溝レーベル)にて初リリース, ドイツでは1964年頃独RCA:LM-2765-C/LSC 2765-B(赤/銀RCA Victor内溝レーベル・黄色系両面ツヤペラジャケット入り)にて初リリース→1968年頃同一番号・赤Red Seal内溝レーベル・緑系両面コートペラジャケット入り(当盤)に変更, これはドイツでステレオ第2版となるため安価とした, この番号の入荷は初!, 英国では1964年英RCA:RB 6596/不明にて初リリース, フランス盤の入荷はなく番号不明, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★★ 録音時のメンバー:第1ヴァイオリン:ロバート・マン、第2ヴァイオリン:イシドア・コーエン、ヴィオラ:ラファエル・ヒリヤー、チェロ:クラウス・アダム

商品詳細:1962年録音、米RCA社はジュリアードQt.を取り込む事で、ぽっかり穴が開いていたSQ部門を厚くした。大方のイメージするあの精緻で都会的な印象はこの録音にはない。もっと古典的な若くて渋い1950年代的厳粛なベートーヴェン、ブダペストQt.にも近い。これは純アメリカというより欧州から持ち込まれたベートーヴェン像が、アメリカの空気と融合して出来上がった音楽のように感じる。米COLUMBIA(CBS)の全集の前、別録(11・14・15・16番)!なかなか良い!RCA時代のジュリアードQtは米COLUMBIA時代より抑制がきいていて、渋い音を出していて、欧州の団体に近い雰囲気を持っている。1970年代の録音とは別次元!ジュリアード弦楽四重奏団は1946年ジュリアード音楽院の学長ウィリアム・シューマンの提唱で米国で発足した最も米国らしさを持った団体である。現代の弦楽四重奏団の最高峰の一つとされている。何度もメンバー交代を繰り返し現在も存在している。この録音がされた1964年は第2ヴァイオリンがロバート・コフ~イシドア・コーエンに交代、チェロが アーサー・ウィノグラード~クラウス・アダムの交代し、他2人は創設時のメンバーである。録音じのメンバーは録音時のメンバー:第1ヴァイオリン:ロバート・マン、第2ヴァイオリン:イシドア・コーエン、ヴィオラ:ラファエル・ヒリヤー、チェロ:クラウス・アダムの4人で 、「世界の弦楽四重奏団」の著者である幸松肇氏の分類によればこのメンバーは第2期らしく、最盛期に近い時期らしい。彼らは1970年代に入り「ベートーヴェンの全集録音」を完成させた。しかしRCA時代には数曲の単独録音(11・14・15・16番)がありCBS録音とは比較にならない懐の深さがある。このベートーヴァンもそれら一つの録音である。一糸乱れぬアンサンブルと切れきれの表現はこれまでにない辛口の演奏である。辛口といっても音楽的な甘味をたたえた豊かな演奏である。これぞジュリアードQt.の面目躍如といえるスタイルだろう。弦楽四重奏団としての完成度を極限まで追い詰めているがどこか欧州の団体に見られる抑えた美学が感じられる。これを単純にアメリカン・スタイルと一口にくくるのが憚れる素晴らしい演奏である。1970年代以降の解放された演奏とは異なり、要所を抑えた静かな内省的な渋い演奏で、これはこれで正当で美的な演奏であると感じられる。ジュリアード弦楽四重奏団のRCA録音はどれも彼等の黄金期といえる。15番の入荷は特に少ない!

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