商品コード:1319-057t[RCA] A.ルービンシュタイン(pf)/ ブラームス:Pf協奏曲2番
商品コード: 1319-057t
商品詳細:ルービンシュタインのブラ2は4回録音がある。最初はSPでコーツ/ロンドンso.。次が1952年モノラルでミュンシュ/ボストンso.。そして3回目が当録音1958年クリップス/RCAビクターso.。最後に1971年オーマンディ/フィラデルフィアo.がある。長い録音生活を持つ結果、スタイルはそれぞれ異なるが、中でもこれがベストに近い録音ではないだろうか。最初のステレオ録音でもあり、これはそのステレオ・ドイツ盤。まずクリップスの指揮が良い。ソロも骨太。20世紀最大のピアニストの一人、アルトゥール・ルービンシュタイン(1887- 1982)。故国ポーランドの作曲家ショパンには格別の愛情を注ぎ、その生涯を通じて、そのショパン解釈には「ショパンと言えばルービンシュタイン」と自らのトレードマークとも言えるほどの評価を確立していた。1930年代のSP期、1940年代~1950年代のモノラル期、そして1950年代後半~1960年代のステレオ期と録音技術の進歩に合わせて3度にわたるショパン全集を残しており、特にステレオ期の録音は決定盤としての世界的な地位を確立しているる。1960年以前の心技体が最も充実していた時期のルービンシュタインならではの颯爽たる指さばきと華麗なるピアノの音色を心ゆくまで堪能できる。圧倒的な勢いと輝きを感じさせる点が大きな魅力である。ルービンシュタインは日本では昔から1980年代まではホロヴィッツと並び称されるピアノの王であった。多くの評論家が絶賛をしてきたピアニストである。フレンチ・スクール好きの方もロシアピアニズム派の方にも、あのルービンシュタインの良い一面を聴いていただける盤がこれである。ルービンシュタインにも良い部分はある。全面否定するつもりはない。良い面を探せば、少ないが良いLPに出会える。これならレコード棚に保管しても周りのピアニストたちから苦情は出ないだろう。欧州プレスなら米国盤の欠点である乾いた強い音を我慢することなく音楽を楽しめる。今では当時高額だったスイテレオ盤も非常に安価!
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