商品コード:1320-053[DF] J.P.ランパル(fl)/ ヴィヴァルディ:Fl協奏曲集-2(6曲)
商品コード: 1320-053
商品詳細:ヴィヴァルディと言えども、リステンパルトの手にかかれば、単なるバロック音楽の域を超えて彼のメッセージを伝える重要な媒体となる。この明るいイタリア風の空気を、彼は強烈なインパクトで我々に提示する。この圧力とも取れる力強さに五感は奪われ、他のことを考える余裕を失う。DF初期のサウンドで圧倒的な迫り来る音の洪水に溺れてみるのも、また楽しい。モノラルのオーディオファイルといっても良い!ランパル/リステンパルトはヴィヴァルディのフルート協奏曲集を2枚出している。最初のVol.1はOp.10の全6曲を入れたものでDF 129でリリース。1961年にDF 730002で再版された。Vol.2は別の6曲入りでDF 201で初リリースされ、DF 730044で再版された。入荷は多くない。DF特有の音が前にガツンと出て非常に聴きやすいモノラル・オーディオファイルプレス!この音質に納得の出来ない方はいないだろう。ジャン=ピエール・ランパル(1922- 2000)は20世紀の最も偉大なフルート奏者とみなされている。マルセイユ生まれ。第二次世界大戦の影響で1943年にパリ音楽院に入学し、僅か5ヶ月でプルミエ・プリを得て卒業した。パリ音楽院ではガストン・クリュネルに師事した。リステンパルトはLes Discophiles Françaisに録音を始める以前の1940年代からランパルを知っていたと思われる。そして多くのリステンパルトのLes Discophiles Français録音に帯同しており、最初のブランデンブルク協奏曲、モーツァルトの協奏曲集などでも共演を重ね、リステンパルトには重要なフルート奏者であったことは明らかである。しかし1960年頃にはランパルは押しも押されぬ世界のトップ奏者となり、簡単に共演が出来なくなると、ランパルの弟子であるアラン・マリオン( 1938- 1998)を抱えた。ランパル/リステンパルトの共演の大半はLes Discophiles Françaisでしか聴けないこともあり、これらの録音は内容に関わらず、今となっては大変貴重である。ジャケットには協奏曲1番、協奏曲2番--と6番まで通し番号が付いているが、実際の6曲セットのOp.が付いた曲は存在せず、DF社が便宜上で勝手に付けた番号である。1950年代に用いられた手法の一つで惑わされてはいけない。全くバラバラのFl協奏曲や編曲を6曲集めたLPである。ヴィヴァルディ:Fl協奏曲集-2(記載あり)に当たる。Df201が初出だが、こちらも1960年代前期プレスの初期盤なので安価で音質も良いお買い得盤!
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