商品コード:1320-018[PHILIPS] W.ベネット(fl) グリュミオー・トリオ / モーツァルト:Fl四重奏曲(全4曲)
商品コード: 1320-018
商品詳細:フルート四重奏の名演は多いが、これもステレオ期の名演の一つと言って良いと思う。まず、ベネットのフルートの天まで届くが如く並外れた馬力と、程好くかすれた音色に心を奪われる。そして、K.563や五重奏全集等で既にお馴染みのグリュミオー率いる弦楽トリオのサポートで、とにかく底抜けに明るい躍動感が生まれている。立体的で彫りの深い表現力は群を抜いており、ステレオ期ならではの音響を考慮に入れた決定盤の一つ。グリュミオーの音楽性が浸透した演奏といえる。1970年前後の傑作録音!グリュミオー・トリオは弦楽三重奏団で、メンバーはVn:アルテュール・グリュミオー、Va:ジョルジュ・ヤンツェル、Vc:エヴァ・ツァコ(ヤンツェル夫人)。当初はレコーディングのために編成されたが、その後は一般の演奏会にも出演するようになった。ベートーヴェンの弦楽三重奏曲全曲を始めとして、モーツァルトやシューベルトの室内楽の名演奏を残している。シュヴェツィンゲン音楽祭等に出演していた。またトリオメンバーではないがVaのアリゴ・ペリッチャとは2重奏曲やK.364等の名演も残している。グリュミオーも晩年は協奏曲より室内楽録音を積極的に行うようになる。フルート奏者のウィリアム・ベネット( 1936 - 2022)はロンドン生まれ。ロンドンにてジェフリー・ギルバートに、フランスではジャン=ピエール・ランパルとマルセル・モイーズに学ぶ。ロンドン交響楽団、アカデミー室内管弦楽団やイギリス室内管弦楽団ほか多くのオーケストラの首席奏者を歴任している。ソリストとしても国際的に広く活躍をし、イ・ムジチやイギリス室内管弦楽団との共演・録音は世界的に極めて高い評価を得ている。1960年代後半に、他のイギリス人のフルート奏者とイギリスのフルート・メーカーと協力して、音程を改善した「ベネット・クーパー・スケール」を開発した。このスケールは現在世界のフルートの標準になっている。フルート業界ではその名を楽器に残す伝説のフルート奏者として知られる。
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