商品コード:1320-017[VSM] C.デイヴィス指揮/ モーツァルト:序曲集
商品コード: 1320-017
商品詳細:コリン・デイヴィスは1959年、病身のクレンペラーの代理として「ドン・ジョヴァンニ」を、翌年グラインドボーン音楽祭ではビーチャムの代理で「魔笛」を指揮して名声を上げた。1980年ナイトの称号を受け、サー・コリン・デイヴィスとなる。1977年、英国人指揮者として初のバイロイト音楽祭に出演し、「タンホイザー」を指揮。ロイヤルpo.をしっかり鳴らして巨匠の貫禄を見せた。これはPHILIPS以前の1962年頃の初期録音!コリン・デイヴィス(1927-2013)は英国生まれの指揮者。1967-1971年BBC放送o.の首席指揮者を務め、ロイヤル・オペラ・ハウス(1971-1987)を経て1982年バイエルン放送so.の首席指揮者に就任。1992年までの約10年間を自身で初の英国以外のオケのポストにあった。ドレスデン国立歌劇場管弦楽団名誉指揮者も兼任するようになる。1980年にナイトの称号を授与されると国際的巨匠として多くの海外オケに客演している。デイヴィスはピリオド畑とは関係なくずっと伝統スタイルを堅持してきた英国紳士。この演奏はこれまで名演とされていたスタイルとは大きく異なる英国風といえる演奏。グリュミオーとの協奏曲同様どぎつい描写はしないが軽快で色彩感もある秀演である。ナチュラルだが大胆な演奏。ロイヤルpo.が本気を出せばガツンとくる演奏も可能なはずだが、何とも中庸の美を求めた印象が強い。音質は非常に良い。ただ激しいだけの演奏は苦手という方にはお勧め。落ち着いた中にもモーツァルトらしい躍動感が感じられる。コリン・デイヴィスも亡くなって早11年が経過した。
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