商品コード:1320-014b[FONTANA] M.オークレール(vn)/ モーツァルト:Vn協奏曲4, 5番
商品コード: 1320-014b
商品詳細:オークレールのモーツァルトは各社から出ているが、'60年代の厚い盤があるのは何故かモノラルのみ。ステレオは各社1960年代後期から製造を始めたのが事実である。したがってステレオは薄手盤しか存在しない。いくらステレオ好みの方であっても、1960年代プレスとは勝負にならない。フランス初版は非常に高額だが、モノラル第2版ならリーズナブルで音質に何ら不満はない。ステレオより太く、リアルなVnの音が楽しめる。ステレオに拘りすぎると大切なものを見失う。これはモノラル第2版で1968年頃の製造分。音質は良い!1961年12月という以外にも古い録音でオークレールの明るく陽性の音が実にモーツァルト的に感じられる。ミシェル・オークレール(1924- 2005)はパリに生まれたヴァイオリン奏者。6歳からヴァイオリンを始め、パリ音楽院に入学、ジュール・ブーシュリに師事し、後にジャック・ティボーの教えも受けたが、ティボーは彼女の才能を愛で、同院を首席で卒業するにあたっての卒業演奏では自ら指揮を買って出たという。1943年、19歳の時にロン=ティボー国際コンクールで優勝し(ティボー大賞)、以後フランス国内外で実績を積む一方、ティボーの助言でカメンスキー(英語版)やパシュカス等に師事し、また一時期メニューインから薫陶を受けたりもした。1945年、ジュネーヴ国際音楽コンクールで第1位。しかし左手の故障の為40歳代で早々に現役を引退した。更に1969年に交通事故に遭い、それもソリスト引退の原因とされる。師ティボーの芸風にも通じるとされたことから、「女ティボー」と呼ばれたりもした。1919年生まれで5歳年長のジネット・ヌヴーらとともに女性ヴァイオリン奏者人気を牽引した。81歳と長生きはしたが1960年代中期頃までしか録音はない。このモーツァルトは貴重と言える。
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