商品コード:1321-052[ARION] ラヴェル・トリオ / Pfトリオ/ドビュッシー, ラヴェル
商品コード: 1321-052
商品詳細:珍しい仏ARIONのデジタル録音。心配は無用、ここまでデジタルを感じないデジタル録音は今までなかった。流石は音質に拘るレーベルARIONである。特に室内楽はデジタル期になると音質よりも演奏自体の劣化がはなはだしい。大手レーベルのデジタル期では本当に良い演奏が少ない。室内楽ファンならば誰しも同じ嘆きをしていないか。マイナーレーベルは違う。大手と同じ轍は踏まない。無名ながらも新に実力のある音楽家にしか録音させないからである。大手は過去の実績がものをいう世界。ラヴェル・トリオは当時16歳という若手音楽家で1972年またはそれ以前にフランスで結成したピアノ三重奏団。ピアノは女性のシャンタル・デ・ブシー。ヴァイオリンはクリッステイアン・クリュヌ。チェロがマンフレード・スティルツ。彼らはメニューインやロストロポーヴィチ等の大物に学ぶ機会を得て1972年ベオグラードで開かれた国際大会で優勝。録音こそ多くないが、1970年代に入りARIONの専属としてモーツァルト、シューマン、メンデルスゾーン等の録音を残し高い評価を得ている。ドビュッシー/ラヴェルの弦楽四重奏曲のLPは非常に多いが、ピアノ・トリオ録音は多くはない。少ない選択肢の中から当盤を選んでも悔いのない録音がこれ。純粋な爽やかさが素晴らしい。若い感性が良い効果を出している。音質はデジタルを全く意識する必要がないほど良い!彼らはモーツァルやメンデルスゾーンも録音しており、どれも評価が高い。ドビュッシーのピアノ三重奏曲は、ドビュッシーが18歳のときに作曲した室内楽作品である。1982年にドビュッシーの弟子であったモーリス・デュメニル(英語版)の遺産から発見されるまで、この作品の自筆譜のほとんどが失われたものと考えられていた。自筆譜の表紙にはドビュッシーの和声法の師であるエミール・デュランへの献辞が記されている。1986年に初版が出版された。従って1986年以前の録音は存在しない。ジャケットに記載の通り、これが世界初録音で間違いないと思われる。18歳の作品としては高い完成度の曲である。
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