商品コード:1321-050[ARION] O.シュネーベリ指揮/ ブージニャック:モテットと宗教劇(16曲)
商品コード: 1321-050
商品詳細:作曲家ギヨーム・ブジニャック(1587年頃 - 1643年頃)はフランス・サン=ナゼール=ドードで生まれたとされる。非常に古い時代なので完全な文献は残っていない。1604年までナルボンヌ大聖堂で学び、アングレーム、ブールジュ、トゥール、クレルモン=フェランの大聖堂で聖歌隊指揮者を務めた。現在2つのモテットの楽譜が残されているだけである。フランスの研究家はブジニャックについてこう述べている--「簡単に言えば、当時の音楽でブジニャックのモテットと同じ譜面や音を持つものは他にはない。」---「この時代、ミサ曲を含むあらゆる宗教音楽において、同時代の作曲家たちよりも名高い人物が一人いる。ギヨーム・ブジニャックである。」---また彼の対話型モテット、例えば「Unus ex vobis」や「Dum silentium 」は、ジャコモ・カリッシミ、そして2世代後のマルク=アントワーヌ・シャルパンティエ(1643年 - 1704年) を先取りした小規模なオラトリオである。--としている。実際当LPを聴いてみれば、あまりの高度な音楽に驚嘆することになる。またヴォーカル・アンサンブル「 Contrepoint 」による演奏は大変見事で特にソプラノのベロニク・デュボワ・アルシャンブゥの澄み切った声に魅了される。英国のエマ・カークビーにさらに磨きをかけた滑らかで穢れのない声が美しすぎる。ヴォーカル・アンサンブル「 コントルポワン」は1955年にパリのリセ・ジャンソン・ド・サイイのプレパラトワール クラスの生徒によって結成された合唱団。詳細は不明だが、ここでは4人(Caroline De Corbiac, Elisabeth Veran, Véronique Dubois-Archambault, Véronique Dupuy)のソプラノ歌手が参加。 記載は2人だが、残り二人がバックコーラスで参加している。他にバリトンのマルコム・ウオーカーがソロをとる。男性歌手はバリトンが2人、Malcolm Walker とPhilippe Boulet-Gercourt。バスが一人、Pierre-Yvan Gal。他テノールが一人、Olivier Flusinである。器楽にはチェンバロ、シターン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、オルガンが控えめに伴奏を担当。時代を考慮して器楽はあまり目立たない。アカペラでも十分に聴けるほど素晴らしいソロと合唱だが、器楽伴奏が入ることでLPとしての価値が高まったようである。15-16世紀の音楽が録音されることは多くなく、また完成度においてここまで十分なLPは少ないだろう。
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