商品コード:1321-041[ARION] A.ムニエ, P.ミュレ(vc) / オッフェンバック:2つのチェロのための二重奏曲集
商品コード: 1321-041
商品詳細:オッフェンバックと言えばオペラと言うくらい、室内器楽曲のイメージは無い作曲家だが、彼はパリのオペラ・コミック座のチェロ奏者を務めており、初期にはチェロ作品も残している。その中の一つ。2台Vcのデュオで、6曲から成る作品群。ここでは、うち4曲を収録。元々ドイツ出身であった彼の資質にはドイツ的な要素もあり、純粋なフランス的作風に少しゲルマン的気分の混じり合った優れた作品。1980年の録音だが音も良く、この珍しいチェロ作品を楽しめる。チェロ奏者アラン・ムニエ(1942-)はパリ生まれ。13歳でチェロを始め、 15歳で室内楽、16歳でチェロで一等賞を獲得。18歳で突然音楽活動を辞め、音楽美学と音楽学を学んだ。22歳で再びチェロを始め、プラデス音楽祭を目指してパブロ・カザルスの前で演奏。イタリアのシエナにあるキジアーナ音楽院に入学し、卒業後はアンサンブル「キジアーナピアノ五重奏団」のメンバーとなった。また、モーリス・マレシャルにチェロを師事した。彼は22歳からキジアーナ音楽院で教鞭を執り、フランスのリヨン音楽院の教授を務めた。1989年よりリヨン音楽院の教授を務め、現在は「ボルドー国際弦楽四重奏コンクール」のディレクターを務めている。1986年にロストロポーヴィチ・チェロコンクールの審査員を務め、最近では2006年に「第1回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールin八王子」の審査員を務めた。もう一人のチェロ奏者フィリップ・ミュレは、1946年フランスのアルザス生まれ。アンドレ・ナヴァラに師事。彼は1970年にジャン=ジャック・カントロフとジャック・ルーヴィエとカントロフ・トリオを結成し、大衆と批評家の称賛に応える演奏を続けた。 1979年、ミュラーは師であるアンドレ・ナヴァラの後任として、パリ高等音楽院のチェロ教授に任命された。1976年指揮者のブーレーズが結成したEnsemble Intercontemporainに参加している。2人とも男性で血縁関係はない、珍しいデュオである。録音のための一時的なものか不明。2人とも1700年代にイタリア古楽器を使用。曲が良いのでチェロ好きなら間違いなく楽しめるLP!
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