商品コード:1321-023p[PREISER 他] F.グルダ(pf)/ コレクターズ・シリーズ・「フリードリヒ・グルダ-1」
商品コード: 1321-023p
商品詳細:フランス人コレクターが個人として40年に亘って収集した演奏家別のコレクションをそのまま「コレクターズ・シリーズ」としてセットで出すことにした。当社では初の試みとなる。長年かけた厖大な時間はお金には換算できない。また縁あって集まったコレクションを散逸させず後世に受け継ぐことも国を跨いだ文化継承になるだろう。レーベルは複数にまたがり、オリジナル盤だけとは限らない、また意に沿わない国の盤が混じることもある。それらをご承知の上でご検討いただけると幸いである。基本バラセットである。今回は「フリードリヒ・グルダ-1」。フリードリヒ・グルダ(1930- 2000)はオーストリア、ウィーン生まれのピアニスト。ウィーン三羽烏の一人でジャズも演奏する鬼才で知られる。録音は1940年代後期DECCAから始まる。当初ベートーヴェン弾きとして、DECCAで最初のベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集の最初の録音者の予定だったが、バックハウスが先に録音を完成し、グルダは全曲録音をしたが発売されなかった。そのような軋轢から1950年代後期期はDECCAを去ることとなる。DECCAの後はオーストリアのAMADEOに移籍するが、割合自由な形で活動したようで、オーストリアのPREISER、コンサート・ホール系、BASF、DGGなど様々なレーベルに少しずつ録音を残した。「フリードリヒ・グルダ-1」はこのDECCA後に録音したものを纏めたセットとした。中でも先頭のSPR 3143「グルダ・ライブ」は当社でも2回しか入荷のない希少ライヴLPで墺PREISERのみの発売。初入荷時は20.000円の高額LPだった、この「グルダ・ライブ」が目玉である。この1枚で元が取れる価格となっている。どれもDECCA音源より自由な演奏でグルダ節と呼ばれる即興的なスタイルが色濃く表われる時期である。
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