商品コード:1321-015[COLUMBIA] E.シュヴァルツコップ(s)/ モーツァルト:オペラアリア集
商品コード: 1321-015
商品詳細:このジャケットを初めて見る方は多いのでは?しかしFCX 183は過去に何度も入していて初入荷ではない。フランス盤は大抵棒付ボードジャケットに入っているため最初に出たジャケットである当デザインのペラ・ジャケットはなんと初入荷の希少なオリジナルジャケットである。英国録音ではあるがこれがフランスでの最初の形である。1952年の古い録音。エリーザベト・シュヴァルツコップ(1915-2006)はドイツ帝国・プロイセン王国ポーゼン州(現ポーランド、ヴィエルコポルスカ県)のヤロチンの生まれ。1934年、ベルリン高等音楽学校 (Berliner Hochschule für Musik)・現ベルリン芸術大学に入学し声楽を学んだ。シュヴァルツコップは、時には非難されたこともあるが、自然な音色というものは重視しなかった。彼女が重視したのはそれぞれの曲に合った精緻な音色と想像力であった。彼女はイタリア・オペラのように音色を変化させることはしなかった。最盛期には絶対的に正確な「イントネーション」を持ち併せていた。彼女は晩年までそれを保持し続けた。1946年3月、ヘルベルト・フォン・カラヤンは「音源探し」でウィーンにいた当時の英国EMI(“His Master's Voice„ HMV)のプロデューサーでフィルハーモニア管弦楽団の創設者でもあるウォルター・レッグを若きシュヴァルツコップに紹介した。シュヴァルツコップはレッグの要求以上の才能を見せ、2人はその夜EMIへの専属録音契約を交わした。それ以来レッグは彼女のマネージャーと音楽上のパートナーを務め、仕事上の協力関係は個人的な関係にも発展し、1953年10月19日にイギリスのサリー州のエプソムで2人は結婚した。個性の強い声質だけに好き嫌いがはっきり分かれる歌手である。この1956年録音当時彼女は41歳であり、絶頂期といってよい時期である。1970年代に入るといよいよ声にも陰りが出るが、この録音はシュヴァルツコップの良い面が効果を出した名録音といえる。この録音時シュヴァルツコップは37歳とまだ清楚で美しい歌声が出ている。シュヴァルツコップに関しては好き嫌いがはっきり分かれる歌手である。しかしシュヴァルツコップが持つ豊かな表現力は並外れたものであり、単に多きな声が出せるステージ専門のオペラ歌手とは作りが違うのである。ある意味知的で繊細、賢明な解釈の出来る歌手であったことは真実だろう。珍しい初年度盤であり今後も滅多に出ないジャッケット仕様!
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