商品コード:1321-012t[Electrecord] E.ペトレスク(s)/ リサイタル/ヘンデル:アリア1曲, バッハ:アリア3曲 他
商品コード: 1321-012t
商品詳細:エミリア・ペトレスク(1925-2003)はルーマニア生れのソプラノ歌手。ブカレスト音楽院で優秀な成績を収めていた学生の時期に、彼女はルーマニア放送テレビ合唱団 (Corului Radiodifuziunii Române) のソリストに任命された。1950年にはブカレスト「Geoigo Enoscu」フィルハーモニーのソリストとなり、数年後には自身が学んだブカレスト音楽院で教え始め、後に同校の教授となる。彼女の名前は、ルーマニア国内外の重要な芸術イベントを告知するポスターに、前古典派、古典派、現代の声楽の最も代表的な解釈者として掲載された。ペトレスクは特に魅力的な声質を持ち、完璧な発声技術、寛容さ、そして彼女が持つ音楽文化に対する驚くべき様式的適応性でルーマニア及び周辺国で大きな人気を誇った。ヨーロッパの主要都市で歌うよう頻繁に招かれ、1972年に初めて海を渡り、デンバー、ヒューストン、クリーブランドなどの都市を含む米国ツアーを行った。1974年にはオハイオ州のボールドウィン・ウォーレス大学バッハ・フェスティバルでジョージ・ポイナー指揮の下、マタイ受難曲(BWV 244)を歌った。 エミリア・ペトレスクのカンタータ、オラトリオ、コンサートアリアのレパートリーには、J.S.バッハ、ヘンデル、シュッツ、ブクステフーデ、ヴィヴァルディ、スカルラッティ、ペルゴレージ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ラモー、ベルリオーズなどの主要な作品や、ルーマニアの作曲家の作品が含まれており、ジョルジュ・ジョルジェスク、コンスタンティン・シルヴェストリ、イーゴリ・マルケヴィチ、パウル・クレツキ、ローレンス・フォスター、ピエール・ブーレーズ、ロベルト・ベンツィ、アナトーレ・フィストゥラ、ポール・パレーなどの著名な指揮者の指揮の下、いくつかの最も重要な交響楽団と共演した。彼女はルーマニアの抒情芸術の最高の表現者として知られていた。室内楽と交響曲の分野に非常に特化し、コンサートのレパートリーも豊富で、しなやかで均整のとれた声と鋭い音色、そして何よりも音楽スタイルに関する素晴らしい知識に恵まれたアーティストとして広く認められていた。オハイオ州ボールドウィン・ウォレス大学近くのバッハ研究所の名誉会員、ゲッティンゲン市の金公爵、ボルガリアのルッセ市の名誉市民の称号などの称号が与えられた。モーツァルトのコンサート・アリア集もElectrecordから出ていて、既にご存じの方もおられるだろう。ブカレストの Ioan Vodă Caragea 通りにペトレスクが1971年から2003年まで住んでいた建物が「エミリア・ペトレスク・ハウス」として保存されている。このLPは1956年頃のモノラル録音で、ヴァレンティン・ゲオルギウのオルガン伴奏で6曲のバッハ作品を含む歌曲集となっている。ペトレスクを知る最良の1枚。E.ペトレスク・シロネアウとされることもあるがシロネアウは旧姓と思われる。非常に澄んだ美しい声が素晴らしい!
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