商品コード:1321-003[DECCA] K.ミュンヒンガー指揮/ ハイドン:交響曲45番「告別」
商品コード: 1321-003
商品詳細:カール・ミュンヒンガー(1915- 1990)は、ご存じドイツの指揮者。DECCAの第1号LPにバッハ:ブランデンブルク協奏曲を録音し、DECCAにおけるバッハ及びバロック音楽の専門家としての地位を確立した。すぐ後に録音したヴィヴァルディ:四季で一世を風靡した。自身が創設したシュトゥットガルト室内管弦楽団はその後、長年に亘って少人数のバロック・オーケストラとして多くの録音を行った。ウィーン・フィルはミュンヒンガーがシュトゥットガルト室内管弦楽団に次いで多くの録音を残した団体で、両者による録音は1950年代~1970年代に及んでいる。中でもハイドンの『交響曲第104番「ロンドン」』は「往年の定盤」と評されている。1960年代に入るとミュンヒンガーの厳格なスタイルは時代に合わなくなり、古典作品の録音ではヴィヴァルディ:四季のような画一的なスタイルは変化した。ハイドンは好んで演奏したらしいがこのスイス・ロマンドo.を振った45番は初期のスタイルが残った1952年頃の古い録音で、当時の堅実で丁寧なスタイルは上手くマッチしている。当時ハイドンをこのように旋律とリズムがはっきりしたバロック的に演奏する指揮者は殆どいなかった。微塵もロマンチックな表情を出さないバロック手法でハイドンを演奏した最初の指揮者ではないかと思われる。ウィーン・フィルとも3曲程度ハイドンの交響曲を録音しているが、この録音の方がミュンヒンガーらしさがタップリ出ていて個性的という点で好感が持てる。英国では1952年発売の12"・LXT 2669で「ワーグナー:ジークフリートの牧歌」とのカップリングで発売された。フランスでは12"・LXT 2669と10"カットの2種が発売されたようである。マトリクスから見て10"は英国未発売と思われる。ハイドン:交響曲45番は特に人気の高い曲でハイドンは他に83・88・96・100・101・104番の録音がある。
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