商品コード:1322-050[DGG] R.クーベリック指揮/ マーラー:交響曲3番
商品コード: 1322-050
商品詳細:ヨッフムのブルックナーはよく知られる所だが、ほぼ同じ頃、南のミュンヘンで行われたクーベリックのマーラーは、入荷が極端に少ないせいか、入手が難しい。DGG社は、かなり力を入れた録音のようで、大変音質が良く、赤ステレオ並みのオーディオ・ファイル!特に3番の入荷は少ない。合唱にはテルツ少年合唱団が参加。クーベリックの晩年の仕事としては、大変出来が素晴らしい。マーラーの録音の少ないDGGにとっても貴重な録音だ。全曲録音があると思われる。1967-71年の短期間クーベリック/バイエルン放送o.はマーラー:交響曲ステレオによる全曲録音を行った。第3番は1967年5月にアルト歌手のマージョリー・トーマス、バイエルン放送女声合唱団、テルツ少年合唱団が参加の大規模でミュンヘン・ヘラクレスザールで録音された。全曲録音の一大プロジェクトの一つであった。マーラー:交響曲の録音は他のベートーヴェンやブラームス等の交響曲と比較すれば録音には多大な労力が要求される。規模が大きいこと、曲により歌手や合唱団が必要になることがある。更に全9曲を録音するとなると、これはレコード会社の経営すら揺るがし兼ねない大事になる。8番の録音に掛かる経費は莫大になるからである。しかしクーベリック/バイエルン放送o.はこの偉業をたった5年で完成させた。DGGは全てのジャケットに「クリムト」の絵画を用いたデザインで統一感を持たせた。購入する側でさえ、本気にならなければ揃えられない大規模コレクションである。しかもオリジナル盤は少なく、一筋縄では行かない。曲簿とに見ればクーベリック/バイエルン放送o.を超える録音は存在する。しかし全曲録音としてはトップレベルの演奏として良いのではないだろうか?少なくとも同時代のクーベリックの他の録音と比較すれば、クオリティは高く、クーベリック自身に相当の気合が入って入ることが窺える。1960年代にはレナード・バーンスタインやゲオルグ・ショルティも全曲録音を手掛け、マーラーの音楽自体がブームとなった。ショルティは10年近い時間を費やしたが、クーベリックは本当に短い時間で統一感のある良い演奏ではないだだろうか。これはドイツのオーケストラによる最初のマーラー交響曲全集だった。バーンスタインのクリアな演奏も捨て難いが、遅いテンポでオケの弦楽の美しさではクーベリック/バイエルン放送o.に軍配が上がりそうである。じっくり聴いて期待に応えてくれる録音であると思われる。
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