商品コード:1322-042n[MELODIYA] O.ヤブロンスカヤ(pf) / ベートーヴェン:Pfソナタ集/7, 21番「ワルトシュタイン」

[ 1322-042n ] Oksana Yablonskaya, Beethoven – Sonata N7 in D Major Op.10 N3 / Sonata N21 in C Major Op.53


通常価格:¥ 9,900 税込

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商品コード: 1322-042n

作品名:ベートーヴェン:Pfソナタ集/Pfソナタ7番Op.10-3 | Pfソナタ21番Op.53「ワルトシュタイン」
演奏者:O.ヤブロンスカヤ(pf)
プレス国:旧ソ連, Soviet Union
レーベル:MELODIYA
レコード番号:CM 02803
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【旧ソ連でのオリジナル世代】---紺/銀DL(ダブルレター),CTEPEO ○○33,グルーヴガード厚,ГОСТ 5289-68,TУ-なし,Repertoire group:Вторая-2гр,Price Code:1-20,Год выпуска(発行年):なし,スタンパー/マトリクス:33CM 02803 3-1/33CM 02804 3-1 (ラウンド小文字マトリクス・MELODIYA通常タイプ),露語表記・国内仕様,1970年代スタンパーを用いた1971年頃製造分,プレ・メロディアレーベルは存在せず,DLレーベルの最初期分,モノラル存在せず,MELODIYA音源のMELODIYAプレス,モスクワ・オールユニオン「 Vsesoyuznaja Studija Gramzapisi」シサユーズナヤ工場製作,オリジナル世代,original generation
ジャケット:【旧ソ連でのオリジナル世代】---両面紙ペラ(モスクワ・オールユニオン),表記されたジャケット番号:CM 02803-4,Price Code:Цена 1 руб. 45 коп,背文字:あり(黒色・白背景),ジャケット裏年号:Apt. 36-8 Закなし,(C)なし,露語表記・国内仕様,製作/印刷Всесоюзная студия грамзаписи. Запись,これより古い世代のジャケット存在せず,オリジナル世代,original generation
トピックス:【入荷2度目の希少タイトル】---1971年またはそれ以前の旧ソ連でのステレオ録音, 録音技師:Petr Kondrashin, プロデューサー:記載なし, 1971年MELODIYA:CM 02803(DLレーベル)の当装丁にて初リリース, これは初年度リリース分オリジナル世代, 当社入荷2度目の希少タイトル, ヤブロンスカヤの最後のLP, LPは全部で8枚出ている, ベートーヴェンのソロLPは全部で3枚ある(ソナタ7・21・28番・エロイカ変奏曲)

商品詳細:オクサーチ・ヤブロンスカヤ(1942-)は当コーナー初登場の珍しいユダヤ人女性ピアニスト。17歳の時、中央音楽学校に入学し、アナイダ・スンバティアン門下で、アシュケナージ、クライネフと同門だった。学校において最年少指導者となった。その後、モスクワ音楽院でゴリデンヴェイゼルに師事した。在学中に1963年ロン=ティボー国際コンクールで2位。リオ・デ・ジャネイロ・コンクールで優勝、と大いに注目され、若手ベートーヴェン弾きとして将来を嘱望された。モスクワ音楽院に戻り、タチアナ・ニコラーエワ教授のアシスタントとして10年間指導。ニコラーエワと仲が良かったらしい。1977年6月出国許可が下りて、チェロ奏者の息子ドミトリーとともにニューヨークに移住した。ダヴィトヴィチより1年早い米国への出国だった。その年の11月にはニューヨークでデビュー・リサイタルを開き、ニューヨーク・タイムズは以下の記事を書いた---「ヤブロンスカヤは計り知れない面白さを持っている。---彼女は磨き抜かれた、他と一線を画す音楽家である」---。その4年後の1981年に初来日している。この時はあまり良い批評を受けていない。ニューヨークで地位を確立したヤブロンスカヤは1983年から2008年にはジュリアード音楽院で教鞭を執った。イタリアでは自身の名を冠したピアノ学院を設立し、多くの国際音楽コンクール優勝者たちを育てた。演奏家としての長い経験をまとめた自叙伝「Small Hands. Theme and Variations」を執筆している。ヤブロンスカヤの手は小さく、それを克服するための様々な技法を自叙伝で紹介している。2016年からはエルサレム音楽舞踊アカデミーで教鞭を執り、楽譜の校訂やイスラエル、アメリカ、ヨーロッパ、東アジアでのコンサートツアー等で活躍を続けている。現在ジュリアード音楽院名誉教授。国連芸術アカデミー、サンフランシスコ国際芸術アカデミー、ロシア科学アカデミーにおけるリベラルアーツ独立アカデミーの名誉会員でもあり、芸術における優れた業績に対するアインシュタイン・メダルを受賞している。故佐藤泰一氏は著書「ロシア・ピアニズム」の中でヤブロンスカヤについては1ページしか割いていない。米国での活躍がその必要性を下げたのだろう。ピアニスト系譜図ではゴリデンヴェイゼルの直弟子欄の末席に彼女の名がある。旧ソ連に弟子はいないがジュリアード音楽院で多くの弟子を輩出している。まだ存命と思われるが果たして旧ソ連を故国と感じているのかは疑問である。ヤブロンスカヤのスタイルはロシアン・スクールで第二世代の弟子たちに受け継がれたエッセンスの原点のような印象を持つ。ベートーヴェン弾きとして虚飾を排し、強靭な骨格を持つ芯の強さが何よりの特徴である。全くの抒情派ではない。しかし技巧を全面に出す第二世代とはやはり異なり、音楽の持つ深みをしっかり表現できる内面の深さも併せ持つ大物である点は間違いない。でなければ、ニューヨークでここまで認められるはずがないからである。1980-90年代はヤブロンスカヤのスタイルはすなわちジュリアード音楽院を代表するスタイルになったと思われる。MELODIYAに7枚のLPが存在する。内3枚がベートーヴェン。

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