商品コード:1322-035[VENDÔME] F.ウェント(ms)/ ドビュッシー:歌曲集
商品コード: 1322-035
商品詳細:メゾ・ソプラノ歌手の Flore Wendをなんと読むか悩ましい。国籍は オランダ領ギアナでスイス生れ。オランダ語読みだとフローレ・ウェントなので当社ではウェントで統一する。因みにフランス語では「フロー・ワン」。ここでは関係ないがドイツ語ではフローレ・ヴェント、英語ではフロール・ウェンドとなる。当社では国籍を重視している。1954年録音でピアノ伴奏は伝説のオデット・ガータンローブ。プレイエルのピアノを使用。2人ともに大物である。しかもレーベルはヴェルサイユと並ぶ1950年代フランス・マイナーのヴァンドーム(VENDÔME)。レーベルにヴァイオリンがあしらわれた古き良き時代のフレンチ・モノラル・レーベルである。VENDÔMEのウェントの録音はこれ1枚で、ドビュッシーの歌曲は1961年ノエル・リーとVALOISにもモノラル/ステレオで録音しているが「ビリティスの歌」と「3つのバラード」が再録音となる。この2曲はVENDÔMEが初回録音でドビュッシー:歌曲集としては歴史的にも第一級の名演といえる。フローレ・ウェントに関する情報は殆どないのが残念。アンセルメ指揮のラヴェル:子供と魔法に参加している。DECCAには他にE.アンセルメ指揮ドビュッシー::「ペレアスとメリザンド」にも端役で参加。他仏DECCA:163 785「ルーセル:歌曲集」に参加している。マイナーな所ではデンマークのMetronomeにフォーレを歌った7”盤(MCEP 3120)が存在する。英BRUNSWICK:AXTL 1049「シャルパンティエ:メデー」にも出ている等お客様からいただいた情報を書き出した。またウェントについて解説できないが悔やまれる、一度聴けばお分かりいただける。オペラ系の歌手とは異なる、歌曲向きの歌手で、実際「子供と呪文」以外にオペラ録音はないと思われる。またフランス語以外の言語の曲の録音はないと思われる。当社でもこの30年近い期間に2度の入荷しかない希少LPである。多少の出費は覚悟いただき、この名品をお楽しみいただきたい。今後の入荷は絶望的としか言えない。
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