商品コード:1322-022b[CALLIOPE] ターリヒQt. / ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲12番「アメリカ」, 11番
商品コード: 1322-022b
商品詳細:ターリヒQt.は1964年プラハ音楽院でミッカ教授の下で学んだ卒業生で結成された。Vaがリーダーを務める団体。第1Vn:ぺトル・メシエルール、第2Vn:ヤン・クヴァピル、Va:ヤン・ターリヒ、Vc:エヴェツェン・ラッタイというかなりの強力メンバー。リーダーでVaのヤン・ターリヒは、指揮者ヴァーツラフ・ターリヒの甥に当たる。第1Vnのメシエルールはご承知の通りSUPRAPHONに多くのリーダー録音を残す大物ソリストである。1970年代からCALLIOPEに多くの素晴らしい録音を入れたことで有名。人気も高い。1977-82年のベートーヴェン全集は名演としてその名に高い。ベートーヴェンは特に彼らが力を入れた曲で室内楽ファンには大きな興味をそそる録音である。彼らはバルトークの全6曲も録音している。彼らのスタイルは、従来のチェコで生まれたSQとはスタイルがかなり異なる。特に仏CALLIOPEへの録音では、あまりスラヴ的情感を強調せず、どちらかと言えば都会的なメカニックを重視しており、センチメンタリズムは薄い。但し弦の国チェコが生んだ団体である含蓄と表現力は流石と言えるものがある。今回はお国物であるドヴォルザークの11/12番。誰の耳にも聴きやすい洗練されたスラヴのメロディーが心地よく流れ出す。お国物として決っして気張らず、さらりとしかも流石と思わせる表現はチェコの団体である彼らにしかできない芸術かもしれない。フランス人でも民族を気にせず、気楽に楽しめる優しいローカル気分が彼らの成功の要因だろう。この録音は1976年または1977年のシャルルクロ・アカデミーディスク・グランプリ賞に輝いた!CAL 1617は数種のタイプがあり順番の判別は不明。
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