商品コード:1323-049[Charlin] E.エーレット指揮/ ウェーバー:聖なるミサ曲第1番「魔弾の射手ミサ」 他
商品コード: 1323-049
商品詳細:ウェーバーの「魔弾の射手」といえばあまりに有名なドイツ語歌劇である。ウェーバーの作曲した聖なるミサ曲第1番変ホ長調 Op.75aは何故か「魔弾の射手ミサ」と呼ばれるものの、実の所、歌劇「魔弾の射手」とは全く関連にない作品である。歌劇のメロディーの借用等は全くない無関係の曲。そもそもジャンルが違い過ぎる。1818年、当時のザクセン王アウグスト・フリードリヒ1世の命名の日にウェーバー自身の指揮で初演されたが、恐らくこの作品の知名度を上げるために、後の誰かがウェーバーの代表作「魔弾の射手」の名前をつけて広めようとしたのではないかとされている。作品は実に壮麗で、独唱パートはまるでオペラのように華麗である。ウェーバーの教会音楽はミサ曲が3曲、オッフェルトリウムが2曲あり、聖なるミサ曲第1番は2曲目のミサ曲なのでジャケットに()書きでミサ・ソレムニス2番の表記がある。ドイツ・ミュンヘンの聖ミヒャエル教会は1583年創建のルネサンス建築のカトリック教会。指揮のエルンスト・エーレットはこの教会付き合唱団である聖ミヒャエル教会管弦楽団と聖ミヒャエル教会合唱団の専属指揮者であると思われる。録音は勿論アンドレ・シャルラン本人が行い、相棒のカール・ド・二がプロデューサーを務めた黄金のコンビである。ドイツ録音のため独SCHWANNとの共同制作となった完全なシャルラン側による録音。録音場所は聖ミヒャエル教会ではなく、バイエルン州フュルステンフェルトブリュック市にあるフュルステンフェルト修道院教会で行われた。音響特性等によるアンドレ・シャルランによる判断と思われる。埋もれた名曲の発掘に長けたシャルランによる選曲で、これまで「魔弾の射手ミサ」のしっかりした商用録音はなかったと思われる。ミサ曲としては良くできた曲で変ホ長調で書かれた穏やかな曲である。メロディー・メーカ―でもあったウェーバー( 1786- 1826)らしく、19世紀初頭を感じさせる親しみやすいメロディーに溢れた美しい曲である。恐らく世界初の商用録音と思われる。ワン・ポイントマイクによる空間認識がよくわかる優秀録音!
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