商品コード:1323-013[RCA] J.クリップス指揮/ モーツァルト:交響曲35番「ハフナー」, ハイドン:交響曲104番「ロンドン」
商品コード: 1323-013
商品詳細:クリップスのハフナー交響曲は1958年イスラエルpo.とSXL 2220/LXT 5414で出ているが、何とこれは英国ロイヤルpo.を振った録音。'70年代にはコンセウトヘボウと全曲録音を完結したクリップスの知られざる'60年代ステレオRCAロンドン録音。SXLにどこか似たような滑る様に流麗なオケ、ゴツゴツした所がまったくない。英盤未入荷。モーツァルト好きならば注目の演奏。ステレオ効果が生きていて、全体がフワフワとした雲のように感じられる。1962年ロンドン録音で1966年フランス初出らしい。ハイドンがまた良い。クリップスは1960年代前後なぜか米国レーベルに多くの録音をしている。最も知られているのが米エベレストレーベルへのベートーヴェン交響曲全集だろう。これは知る人ぞ知る名演で欧州盤で聴けばその価値が解るはず。これはRCAリリースだがRCA音源ではなく、レイボヴィッツのベートーヴェン交響曲全集のような米リーダース・ダイジェスト保有音源である。そのため米国RCAのリリースはない。欧州ではフランスだけがRCAレーベルからリリースされており、英国/ドイツ盤は見たことがない。クリップスの米レーベル録音は幸いなことに殆どがロンドン録音でオケも名門を振っている。レーベル・カタログの都合で発売出来ない録音を米リーダース・ダイジェストが引き受けた形だろう。この録音から約10年後にクリップスはコンセルトヘボウo.とモーツァルト交響曲後期全集録音を果たすことになる。当然1962年録音が全集録音に劣るはずもなく、知られざる名演として日陰の存在のままであろう。そんな録音こそ愛着が湧くものだろう。
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