商品コード:1323-008[CALLIOPE] M.ボグネール(pf)/ バッハ:Pf協奏曲1, 4, 5番
商品コード: 1323-008
商品詳細:ERATOでモーツァルトやショパンの素晴らしい録音を残したピアニスト、ミシェル・ボグネール。彼女が珍しくCALLIOPEEに入れたバッハのピアノ協奏曲集。録音が多い作品だが、あらゆる意味で最高水準の演奏ではないだろうか。ソリストが素晴らしいのは当然として、出るべき所と抑える所をわきまえたオケとのバランスも完璧。しかも音質は文句なし、音楽として総合点を付けるとかなり高い。1979年の録音とはいえ上位にランクされる優秀録音盤だ。CDで発売された後に人気が出た印象があるが、入荷が少ないのが難点である。ミシェル・ボグネールは1941年フランス・リヨン生まれの女性ピアニスト。パリ音楽院では、ピアノをウラドペルレ・ムターに、室内楽をジャック・フェヴリエに師事。17歳でジョルジュ・エネスク・コンテストで第2回グランプリを獲得。PHILIPSやERATOなどに多くの素晴らしい録音を残してきた。2010年代に入り、新生ディスコフィルフランセにモーツァルトのPfソナタ全集を録音し、このCDで一躍注目を浴びた。モーツァルト弾きはバッハも上手い、という事実は御周知のとおり。当盤はボグネール初のバッハ録音だが、名技師Georges Kisselhoffの録音でボグネールらしい優し気な音のバッハが出現する。力みのない落ち着いた表情と、淡々と小さく弾むように紡ぎ出される音がバッハを語る。指揮者のジャン=クロード・アルトマン(1929-1993)はフランス・オート=ソーヌ県ヴゼ生まれ。エコール・ノルマル音楽院でジャン・フルネに師事した後、1957年にディジョンの歌劇場の指揮者となり、ジェズ・エチュヴェリーの薫陶を受けた。1960年から1963年までメス歌劇場の音楽監督を務め、1967年から1970年までパリ・オペラコミック座の音楽監督を歴任した。1972年から1977年まで、スコラ・カントルムとエヴリーの文化センターで教鞭を執った。オケの『ソリスト・ド・フランス』はアルトマンが1966年にパリ・オペラコミック座からメンバーを選抜し創設した『フランス器楽アンサンブル』が、1971年頃に拡大発展し名称を変更した団体と思われる。
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