商品コード:1323-001[minivox] A.レーヴェングート指揮 / E.アンゲラー(伝ハイドン/L.モーツァルト):おもちゃの交響曲, バッハ, コレッリ
商品コード: 1323-001
商品詳細:アルフレッド・レーヴェングート(1911-1983)はご存じレーヴェングートQt.のリーダーであり、第一ヴァイオリン/ソリスト。カペーQt.のメンバー(第2Vn・1904-)だったアンドレ・トゥーレに学び、カペーが提唱していた運弓法を身に着けたフランス室内楽の神髄を継承するヴァイオリン奏者である。日本でもレーヴェングートQt.の録音はとりわけ人気が高い。1970年代に入るともう録音はなくなり団体としての活動は下火になっていったと思われる。アルフレッド・レーヴェングートは1970年代はじめ頃から若者の音楽教育に取り組み、アルフレッド・レーヴェングート・スコラ・カントルム青年オーケストラを創設している。1979年には約20人のプロレベルの楽器奏者で構成されたアルフレッド・レーヴェングート室内管弦楽団を設立した。このオケはレーヴェングートが亡くなった後も弟のロジェ・レーヴェングートに引き継がれ運営されている。オードセーヌ総評議会から助成を受けている。青年オーケストラといってもプロ顔負けのレベルを有しており、レオ・マーグ、ローラン・ランガードなどの若手指揮者が誕生している。パリ・テレコムも協賛企業となっている。多くの発売はレーヴェングートが亡くなったあと彼の録音を管理していたレーヴェングート婦人の許可のもと、多くの音源がLPかされたがこのシリーズは生前に発売されたと思われる。これは全てライブ音源でほとんどの曲をレーヴェングートが指揮している。指揮者としても優秀だったことが窺われる録音である。これは彼が設立を目指したオーケストラであるスコラ・カントルムo.の団員候補生を集めての録音と思われる。商用録音のひとつである。これはモノラル10"発売である。レーヴェングート自身は指揮に徹していてVnの演奏はしていない。参加のメンバーは5歳~16際の少年でアマチュアだがレーヴェングートに選別されたメンバーなので演奏される音楽の求心力は高い。しかし高額なコレクションの対象になる録音ではないことをお断りしておく。先頭の「おもちゃの交響曲」は1992年になって、この曲の真の作者はチロル出身のエトムント・アンゲラーであることが判明したが、LPはそれ以前のメディアであり、当盤を含め全てハイドンまたはレオポルド・モーツァルト作と記載されている。実際はレオポルド・モーツァルトもハイドンも何の関係もないことが判明したが、ここまでレオポルド・モーツァルトまたはハイドン作が浸透してしまうとエトムント・アンゲラーの作としても誰も理解できないだろう。但し今日これを覆すだけの説は出ていないというだけで後年新たな説がでないとも言えない。曲は木製玩具の製造地であるバイエルン州の著名な保養地ベルヒテスガーデンにある玩具店製のおもちゃを加えた音楽ということである。曲中に入る打楽器の音は玩具店製のおもちゃの音である。国際的には「こどもの交響曲」等とも呼ばれる勇舞な作品である。しかし演奏の出来栄えは、曲の出自とはまた別の問題だ。バッハのガヴォットは沢山あり、原曲の特定に至っていない。
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