商品コード:1325-061[DECCA] V.アシュケナージ(pf)/ プロコフィエフ:Pf協奏曲1, 2番, ヘブライの主題による序曲
商品コード: 1325-061
商品詳細:ウラディーミル・アシュケナージ(1937-)はソヴィエト連邦のゴーリキー(現在のニジニ・ノヴゴロド)の音楽家の家庭に生まれた。6歳でピアノを始め、2年後にはモスクワでデビュー演奏会を開いた。9歳の時にモスクワ音楽院附属中央音楽学校に入学し、アナイダ・スンバティアンに師事した。直接の師はオボーリンで系譜ではイグムノフ一派となる。1955年には18歳でワルシャワで開催されたショパン国際ピアノ・コンクールに出場し、2位に輝いた(優勝はアダム・ハラシェヴィチ)。この時にアシュケナージが優勝を逃したことに納得できなかったアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリが審査員を降板する騒動を起こしたことはよく知られている。この年にモスクワ音楽院に入学、レフ・オボーリンやボリス・ゼムリャンスキーに師事した。翌1956年にはエリザベート王妃国際音楽コンクールに出場して優勝を果たし、これを機にヨーロッパ各国や北米を演奏旅行してセンセーショナルな成功を収めた。1958年英COLUMBIAに録音を行う。1963年からはDECCAの専属となり、多くのLPを録音した。音楽院在学中から国際的な名声を確立した。アシュケナージがロシアン・スクール生であったことはすっかり忘れられているがオボーリンの生徒だった。早い時期に西側に出たのでMELODIYA録音は多くない。DECCAに移籍してからは夥しい数の録音を行った。1963年からDECCAの顔として世に出たピアニストであった。その後1970年頃からは指揮者としても名を馳せる。1970年代中期には国際的名声を獲得した。丁度そんな時期の録音。V.アシュケナージ(pf)A.プレヴィン指揮ロンドンso.は1974-5年でプロコフィエフ:Pf協奏曲を全5曲纏めて録音している。SXL 6767(1/2番)/SXL 6768(3番)/SXL 6769(4/5番)の3枚。1975年3枚組の箱15BB 218-20もリリースされた。ロシア人であるアシュケナージにとってプロコフィエフはなじみの作品なのだろう。危なげないソロで若書きだが難曲の1/2番をさらりと弾いている。技巧にも全く心配がいらないことを証明している。
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