商品コード:1325-060[DECCA] K.ミュンヒンガー指揮/ J.C.バッハ:シンフォニア集-2
商品コード: 1325-060
商品詳細:カール・ミュンヒンガー(1915-1990)は、ドイツ・シュトゥットガルト生まれ。1945年自身が創設したシュトゥットガルト室内管弦楽団とのヴィヴァルディ「四季」は1951年のDECCA録音で一世を風靡し、ミュンヒンガーの名前を世界に知らしめた。そのためかミュンヒンガー=バロック指揮者のイメージが定着してしまった。しかし実際にはケンプとのモーツァルト協奏曲9/15番のようにモーツァルトなどを振っても素晴らしい仕事をしている。ライプツィヒでヘルマン・アーベントロートに指揮を学び、1945年にシュトゥットガルト室内管弦楽団を結成、ヴィヴァルディ『四季』の、世界で初めてのレコード録音を行いベストセラーとなった他、バッハなどのバロック音楽の清新な演奏で世界的名声を得た。DECCAで最初のブランデンブルク協奏曲も1950年リリースでLXT 2501というLP1号の番号を持つ。ステレオ期に入っても勢いは止まらず、バッハやバロック作品で圧倒的な録音群を残した。1960年代後期より古楽器演奏が台頭し人気は衰えたが、バッハの主要作品の初期録音は今以て金字塔と言える。1960年代に入るとロマン派作品なども手掛けるようになる。1950年代とはすっかり変わり、ソリストたちにしっかり歌わせつつ、DECCAらしい、すっきりとしているが堅牢な構築をスタイルとするようになる。かっちりした楷書的スタイルの何方もミュンヒンガーの音楽であり、この後ウィーンpo.等を振ってDECCAの看板指揮者として貢献してゆく過程を理解できる。ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735 - 1782)はJ・S・バッハの末の息子で、イタリアでデビューした後、主にロンドンに住み、オペラ作曲家として、およびコンサートの開催によって名声を得た。ロンドンでヘンデルの後継者となった事から「ロンドンのバッハ」とも言われる。モーツァルトと親交が深く、モーツァルトがその手紙で「バッハ」と記しているときは、それは全てこの息子の方のバッハを指している。6曲からなるOp.18は「急ー緩ー急」というスタイルを取る一連のシンフォニアで、これらはモーツァルトの初期シンフォニーに大きな影響を与えたといわれる。ミュンヒンガーがバッハから息子クリスティアン・バッハ、そしてモーツァルトへと繋がる音楽の流れを見て重要なリングと判断した点は頷ける。ミュンヒンガーは2枚のLPを使ってこのクリスティアン・バッハの6曲を録音した。これはVol.2に当たり、Vol.1はSXL 6638で発売された。
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