商品コード:1325-040[VÉGA] P.パドゥラ・スコダ(pf) / ベートーヴェン:Pfソナタ8番「悲愴」, 14番「月光」, 23番「熱情」
商品コード: 1325-040
商品詳細:パウル・バドゥラ=スコダ( 1927- 2019)は2019年始めまで存命であったが 2019年9月25日 ウィーンで亡くなった。イェルク・デームスやフリードリヒ・グルダとともに、いわゆる「ウィーン三羽烏」のひとり。録音数は膨大で、200点以上に達するが、ウィーン古典派、とりわけモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトの専門家である。自筆譜や歴史的楽器の蒐集家としても有名。エファ夫人ともども碩学をもって名高く、揃って『新モーツァルト全集』において、ピアノ協奏曲第17番、第18番、第19番の校訂者を務めた。1976年、オーストリア政府よりオーストリア科学芸術功労賞を授与。また、マンハイム大学より名誉教授の称号を授与されている。1951年から1965年にウェストミンスターに多数の録音を残した。その後は多くの異なる欧州レーベルヘ籍を置き、晩年もASTRÉE等に精力的名録音を残し、1980年代まで録音を続けた。なんといってもスコダの黄金期は1950年代のWESTMINSTER時代にとどめをさすだろう。この3曲は1953年WESTMINSTER~発売された初期録音。録音時まだ25-6歳の若者であった。この3曲はその後も繰り返し録音を行ったはずである。これが最初の録音である。表現は敢えてシンプルで大袈裟な所は全くなし。これがスコダのベートーヴェンの原点である。その後時代と主に多少表現は変化したが、スコダの出発点はこのスタイルであった。今これらの古い録音達が世から忘れられようとしている。嘆かわしい事である。何事も始まりがあって終わりがある。始まりは重要である。スコダの始まりを知っておくことが後のフォルテ・ピアノ録音へと綱ってゆく。Westminsterから託された3大ソナタ録音をしっかりこなした点に注目したい。まだまだこなれた演奏とは言えないが新進気鋭の若手が自身の持てる力をぶつけた秀演!フランス盤だがら心地よく聴いていられる。
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