商品コード:1325-019[L'OISEAU LYRE] C.デイヴィス指揮/ モーツァルト:ディヴェルティメント10, 11番
商品コード: 1325-019
商品詳細:1961年発売。デイヴィスの初期録音。1959年クレンペラーの代役として脚光を浴びた。その後ロンドンso.、BBCso.等の指揮者となり、PHILIPSでのグリュミオーとのモーツァルト:Vn協録音は、大変評価が高い。これはデイヴィスがまだメジャーに迎えられる以前の殆どデビュー盤に近い録音。オケはまだ有名になる前のイギリス室内o.。特にモーツァルトの演奏を得意とし、ブリテン、バレンボイムも振った。元気いっぱいで目一杯鳴らしたモーツァルト的スタイル。ステレオ、レア!コリン・デイヴィス(1927-2013)は1927年英国生まれの指揮者。1967-1971年BBCso.の首席指揮者を務めロイヤル・オペラ・ハウス(1971-1987)を経て1982年バイエルン放送so.の首席指揮者に就任。1992年までの約10年間を自身で初の英国以外のオケのポストにあった。ドレスデン国立歌劇場管弦楽団名誉指揮者も兼任するようになる。1980年にナイトの称号を授与されると国際的巨匠として多くの海外オケに客演している。デイヴィスはピリオド畑とは関係なく、ずっと伝統スタイルを堅持してきた英国紳士。この演奏はこれまで名演とされていたスタイルとは大きく異なる英国風といえる演奏。全体に大人しく、淡泊な印象でどぎつい描写は感じられない。色彩感も強烈ではなく、リズム感もあっさりしている。これを何と呼ぶかの答えは持ち合わせていないが、とにかく初めて聴く毛色の異なるナチュラルな演奏。テンポ良く弾んで元気の良い演奏と音質は非常に良い。ただ激しいだけの演奏は苦手という方にはお勧め。落ち着いて有機的なバランスを取った珍しい演奏である。この録音当時デイヴィスは36歳だった。デビューして間もない1960年前後はEMIとL'OISEAU LYREに録音があった。デイヴィスの黄金時代の録音と言える。
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