商品コード:1325-001p[DF] K.リステンパルト指揮 H.ヴィンシャマン(ob) / テレマン:Ob協奏曲
商品コード: 1325-001p
商品詳細:Les Discophiles Françaisには7"又は10"がオリジナルであるケースは非常に多い。これもその一つでオリジナルは10"となり、12"のDF***なる番号は存在しない。テレマンのOb協奏曲は10曲が確認されており、当ジャケットに記載のヘ長調はテレマンの10曲には存在しない。当ジャケットにはテレマンに割り当てられた(Attribue)おそらく(peut-être)J.C.バッハの曲であるとの但し書きがあった。テレマンの真作ではないらしいテレマンのOb協奏曲ヘ長調である。オーボエ・ソロはヘルムート・ヴィンシャマン(1920-2021)、ドイツ・ミュールハイム生まれのオーボエ奏者で2021年100歳で亡くなった日本でもお馴染みの音楽家である。ヴィンシャマンはザール室内o.の正式メンバーではなく、ゲスト出演と思われる。1960年に室内オーケストラ「ドイツ・バッハ・ゾリステン」を創設。芸術監督となり、バッハ演奏の権威へと育て上げた。音色の温かさ、人間味あふれる表現に定評があり、世界各地の楽団で指揮をする一方で、指導者としても宮本文昭ら世界中で数多くの後進を育てた。初来日は1962年。大阪フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団などと共演。2010年に東京で90歳を祝して有志の音楽家と「マタイ受難曲」を、2012年には東京、大阪で「ヨハネ受難曲」を演奏した。100枚を超える録音をリリースしている。日本ではヴィンシャーマンと呼ばれるが、ドイツ人の発音はヴィンシャマンに限りなく近いので当社ではビンシャマンで統一している。この曲はテレマンの真作ではないらしいが、ビンシャマンとリステンパルトの興味をそそる曲であったようである。当時、1曲入り10"を録音するからには大きな動機が必要である。オーボエ・ソロパートを聴いてみれば、その動機は必然的に理解される。明るい長調に乗った軽快で特徴的なメロディーである。オーボエ奏者なら演奏したくなるだろうことが窺える。リステンパルトも同様な見解を持ったのだろう。バッハ以外にもバロック作品に大きな見識を持つリステンパルトならば理解できる。12"はなく、当10"だけの発売でマイナー作品の為かプレスは非常に少ないのが現状。ヴィンシャマン/K.リステンパルト指揮ザール室内o.の最強コンビによるバロックOb協奏曲!信頼度は抜群である!1950年代プレスのLes Discophiles Françaisのオーボエの音はオーディオ関係者の常套文句である原音再生を文字通り行った印象!
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