商品コード:1326-064[DGG] アマデウスQt./ モーツァルト:弦楽五重奏曲5曲, Hr五重奏曲
商品コード: 1326-064
商品詳細:1968/69/74/75年とバラバラに録音されたアマデウスQt.+セシル・アロノヴィッツ(ヴィオラ)によるモーツァルト:弦楽五重奏曲集。更にモノラル期から単独で何度も同じ曲を録音している。ステレオで纏まった録音としては、このLP3枚が最も隣接した単売LPで、この3枚から漏れるのは1番のK.174だけである。このK.174は1975年に3枚組の箱で発売された2740 122でしかLPは存在しない曲である。完全なオリジナルは同じ時期の録音ではない為、様々な形で出ていて、弦楽四重奏曲集と異なり、揃えることは厄介になる。完全なオリジナルを揃えることなど考えない方が良い録音といえる発売なのである。この3枚でモーツァルト:弦楽五重奏曲の全6曲中の5曲とホルン五重奏曲K.407を一度に揃えることが出来るのでお薦めする。初出の形に拘ると一筋縄では行かないのがアマデウスQt.のモーツァルト:弦楽五重奏曲である。当初より全曲録音の計画を立てずに録音を始めてしまったのが原因と思われる。メンバーはセシル・アロノヴィッツが第2ヴィオラに固定されているので均質性は確保できている。効率よく安価に、然も初期プレスで揃うこの3枚をお薦めする。アマデウス弦楽四重奏団は1948年に英国ロンドンでデビューした団体で第1ヴァイオリン - ノーバート・ブレイニン(1923-2005)、第2ヴァイオリン - ジークムント・ニッセル(1922-2008)、ヴィオラ - ペーター・シドロフ(1922-1987)、チェロ - マーティン・ロヴェット(1927-2020)の国籍もバラバラな4人で結成した、当時異色な国際的な団体である。39年間という長きにわたり完全同一メンバーで活動を行った団体であった。1987年のヴィオラのシドロフの死によって活動が停止した。一切メンバー交代をしなかった団体であった点が特筆される。その為スタイルは一貫しているが時代と共に変化があった。芸風はウィーン的であり、ドイツ・オーストリア風とみなされていた。DGG時代が人気の絶頂期といえる。業績としては1950年代~1960年代に録音されたモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス全集やシューベルト、ドヴォルザークの録音などがあり、スタンダードの一つとして高い評価を受けている。
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