商品コード:1326-055[VSM] R.クレスパン(s)/ ヴェルディ:オペラアリア集
商品コード: 1326-055
商品詳細:このASDFは意外にも入荷が少なくレア。ヴェルディばかり5曲、オケをバックに熱唱する。クレスパンはこの手のオペラ・アリアを歌わせると右に出る者がいない程上手い。声域もかなり広く、高い方ばかりでなく低い方にもスムースな、そしてドスの利いた声を持っている。その均一な声域の広さが超一流たる所。ステレオASDFでオケの鳴りも素晴らしく、ソプラノのLPとして実に楽しめる一枚。音質も水準を軽くクリアーする。レジーヌ・クレスパン(1927– 2007 )はフランス・マルセイユで生まれのソプラノの歌手。19歳でパリに行き、パリ音楽院でスザンヌ・セボン=ヴィズール、ポール・カバネル、ジョルジュ・ジュアットらに師事。1950年アルザスのラン国立オペラ座と契約した。1951年にパリ・オペラ座からオファーを受け契約に至る。しかし1年で打ち切られ、1952 年にパリを離れ、フランス各地のオペラ・ハウスで演奏した。彼女はマルセイユ、ニーム、ニース、リヨン、ボルドー、トゥールーズなどで歌った。1955年、カール・マリア・フォン・ウェーバーの『オベロン』のレジア役でパリ・オペラ座に戻った。パリの聴衆に熱狂的に迎えられ、クレスパンはその後3年間、ジュゼッペ・ヴェルディの『オテロ』のデズデモーナ役、ヴェルディの『仮面舞踏会』のアメリア役、 『シグルズとマダム』のブリューネヒルト役などパリの舞台で凱旋公演を続けた。1957年のフランシス・プーランク作『カルメル会修道士の対話』のパリ初演などに出演。1958年からはワーグナーをドイツ語で歌う為にレッスンを重ね、ドイツ語の役もこなし、国際的なオペラのキャリアを事実上スタートさせた。スカラ座、ウィーン国立歌劇場、グラインドボーン音楽祭と1960年のロイヤル・オペラ・コヴェント・ガーデンでのデビュー、1962年頃は米国デビューも果たした。1960年代はメトロポリタン歌劇場での数年間、国際的なオペラの舞台で活躍し続けた。1970年代に入ると声の変化に適応するためにメゾ・ソプラノ歌手のオペラ役を演じ始める。彼女の声の音色は初期の歌手時代からあまり変わっておらず、したがって彼女はこれらの役に典型的なメゾ・ソプラノの音とは異なる音をもたらした。とにかく、彼女は新しいレパートリーの選択で好評を博した。1989年に歌手活動を引退するまで多くの舞台で活躍し、録音も残した。フランス語は勿論、イタリア語、ドイツ語を完全に操り、よく伸びる温かく美しい声で多くのファンを魅了した。歌曲の上手い不世出のソプラノだった。これはヴェルディ:オペラアリア集でクレスパンの魅了がタップリ楽しめる1枚!
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