商品コード:1326-025t[ETERNA] G.ヘルビヒ指揮/ ブラームス:交響曲1番
商品コード: 1326-025t
商品詳細:指揮者ギュンター・ヘルビヒは1931年ボヘミア・ズデーテン地方の生まれのドイツ人。この地域には元々ドイツ人が多く居住していた。1951年にフランツ・リスト・ヴァイマル音楽大学でヘルマン・アーベントロートに指揮法を師事した。更にヘルマン・シェルヘンとアルヴィド・ヤンソンスの下で修業を重ね、ヘルベルト・フォン・カラヤンの薫陶も受けた。1956年にヴァイマル歌劇場の楽長に就任した後に1966年から1972年にかけてベルリン交響楽団(東ベルリン)の指揮者を務め、1977年に首席指揮者に昇進する。1972年から1977年までドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督に就任した。やがて東ドイツ体制への嫌悪感から、1979年にダラス交響楽団とBBCフィルハーモニックに客演したのを皮切りに西側への脱出を模索し、米国へ脱出。1988年から1994年までトロント交響楽団の音楽監督に就任し、1990年代にはイェール大学で指揮法の教鞭を執っている。2001年から2006年までザールブリュッケン放送交響楽団の音楽監督に就任する。国際的には客演指揮者のスクロヴァチェフスキの知名度の陰に隠れがちであったが、オーケストラビルダーとして同楽団の演奏技術の水準を向上させた功績は大きい。キメの細かい繊細な音楽を作り上げる名手である。2008年から2010年にかけて台湾の国家交響楽団の芸術顧問、首席客演指揮者を務め、現在は桂冠指揮者。とりわけハイドンやブラームスと相性が良く、速めで快いテンポと自然な情感が際立っている。米国では人気のある指揮者であるのに対して、3度の来日歴にも関わらず日本ではあまり注目されてこなかった。東欧にはこういうタイプの指揮者が多く、これから十分に注目すべき指揮者。ベルリン交響楽団は1952年に当時の東ベルリンで設立(ただし、その前身となるオーケストラは戦前から存在した)。東ベルリン・コンツェルトハウス(旧シャウシュピールハウス)を本拠地とした。2006年にベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団と改名。ギュンター・ヘルビヒはクルト・ザンデルリングの後任として1977–1983年までベルリン交響楽団の首席指揮者を務め、クラウス・ペーター・フロールを後任とした。現在は2019年よりクリストフ・エッシェンバッハが務める。ベルリンには宮廷楽団であるベルリン・シュターツカペレが1570年に設立された最古で由緒ある楽団があり、歌劇場での演奏を主に担当している。ベルリン交響楽団はコンサートを目的とした市民オーケストラである。ドレスデンのドレスデン・フィルハーモニーに相当するオーケストラである。1978-9年に纏まってブラームスの交響曲、全4曲を録音している。派手ではないが質実剛健なドイツ人気質を絵にかいたような指揮者。
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