商品コード:1328-061[DGG] ドロルツQt. C.エッシェンバッハ(pf)/ シューマン:弦楽四重奏曲3番, Pf五重奏曲
商品コード: 1328-061
商品詳細:シューマンの弦楽四重奏3番Op.41-3は、演奏次第で曲の印象が大きく変わってしまう。モーツァルトが得手のドロルツQt.の手にかかれば、このデリケートな曲もナイーヴな生命を吹き込まれて名曲へと変容する。明快でありながら情緒的。クリアーでありながら優美。このOp41-3をここまで爽やかに、しかも潤いを持って録音した団体を他に知らない。B面の多少有名なピアノ五重奏も、彼らの手にかかれば全く別の曲のようだ。1/2番は1番若い番号で存在する。ドロルツQt.は、1950年にベルリンpo.のコンマスだったエドゥアルト・ドロルツがリーダー、第1Vnとして結成された団体。第2Vn:ハインツ・ベットガー、Va:ジークベルト・ユーバーシェール、Vc:ハインリヒ・マヨフスキー。1964年頃ドロルツ以外の3人が交代する。この録音は交代後だがステレオ録音は多くはこのメンバーである。1973年ドロルツが亡くなって解散した。ドロルツはドイツ人ながらパリでティボーに師事。フランス作品はお手のものである。フルトヴェングラーとカラヤン時代のベルリンPo.のコンマスを務めた大物である。他にElectrolaにモーツァルトやブラームス、ベートーヴェンの録音が'60年代初期にあった。'60年代後期からDGGレーベルに移ったようだが、録音は少ない。生粋のドイツ系の団体だけあって、ドイツ作品に関しての信頼感は大きいものがある。またフランス作品にも独自の美学を見せる。シューマンのような純ドイツ作品はベルリンのスタイルで抑える所は抑えてデリカシーある穏やかな表情を見せて、決して攻撃的な演奏はない。古き良き時代のベルリンpo.のスタイルを根底に持つ団体である。ここではピアノのエッシェンバッハとの共演もあり、何方もドイツ系の良い所が表れた秀演!
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