商品コード:1328-022n[MELODIYA] N.アノーソフ指揮/ ドヴォルザーク:交響曲9番新世界より
商品コード: 1328-022n
商品詳細:1962年MELODIYAで2回目の「新世界より」。初回録音もラフリンというマイナーな指揮者。その後ロジェストヴェンスキーが録音したのみ。アノーソフはロジェストヴェンスキーの父。風貌も似ているという。1900年生まれのロシアの重鎮。さすがに凄い演奏。ガチガチの筋肉質で、無駄な音が無い。ほどよいスピード感・疾走感がある。息子の演奏には残念ながらこのパッションはない。これぞ知られざる名演。これにハマる人は多いと思う。ニコライ・アノーソフ( 1900- 1962)はロシア帝国・ボリソグレブスクの生まれ。アンドレイ・ムトルとアナトリー・アレクサンドロフに音楽理論と作曲を師事。1930年にはラジオ放送でグルックの歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》を指揮してデビューを飾り、1933年にはアラム・ハチャトゥリアンの舞踏組曲をモスクワで初演して名を上げた。1937年にはロストフ交響楽団の首席指揮者となり、翌年にはバクー音楽院の講師に招かれる傍らでアゼルバイジャン・フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者となった。1943年にモスクワ音楽院で作曲の学位を取り、その翌年にモスクワ音楽院の講師となった。1945年から1950年までレフ・シテインベルクの創設したモスクワ国立交響楽団の首席指揮者を務め、1947年からはモスクワ音楽院のオペラ科の指導も任されるようになった。1951年には教授に昇格し、ソ連の名誉芸術家の称号を送られている。1962年12月2日にモスクワにて死去した。1931年に生まれた息子がゲンナジー・ロジェストヴェンスキー。父親ニコライ・アノーソフとの混同を避けるために、母親の旧姓をもらい受けた。これはアノーソフ最晩年の録音である。あるいは最後の録音かもしれない。かなりアグレッシブな演奏で冒頭から攻めたスタイルで進行する。旧ソ連ではドヴォルザーク:新世界交響曲はそこまでメジャーではなかったのだろうか? ロシア人好みの味付けがされているように感じる。ゆっくりしたテンポでダイナミックにうねるオケがいかにも古い時代の指揮者を感じさせる。
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