商品コード:1328-011[Club Français] K.リステンパルト指揮/ バッハ:フーガの技法
商品コード: 1328-011
商品詳細:リステンパルトの音楽性は、ステレオ、モノラルどちらでも理解される。ERATOが初回で、これはERATOとは別の1966年2回目の録音。モノラルとステレオが同年にリリースされた。オーケストラ版フーガの技法の中では、後にも先にもトップランクの内容を誇る。オーケストラ版には様々なヴァージョンがあり、10あれば10とも異なるが、これは飽きのこない練り上げられた演奏と言える。ビニ焼けがどうしても嫌な方はMUSIDISC(再版)で。オーケストラ版のトップランクの演奏と考える。カール・リステンパルト(1900 - 1967)はドイツ北部の都市キール生まれの指揮者。1953年リステンパルトはベルリンから新たにドイツ西部のザールラント州へ移住。自身が創設したザール室内o.の指揮者となる。メンバー16人中10人はベルリンより一緒に移住。DFレーベルを経て1963年ERATOに初めて「フーガの技法」を録音。その3年後クリュブ・フランセにも同曲を録音。演奏は双璧と思える。ERATOの方がやや小編成ですっきり感じるかも知れない。ERATOではヘルムート・ヴィンシャマンによる編曲が用いられたがLe Club Français Du DisqueではMarcel Bitsch/Claude Pascal編でこれはリステンパルト版と呼ばれるらしい。収録曲順・・・・1,2,3,4,5,6,7,9,10,8,11,15,17,16,14,13鏡像フーガ,13反行フーガ,12反行フーガ,12鏡像フーガ,19最後の未完のフーガの第1主題が金管という構成で最初のヘルムート・ヴィンシャマン編とは異なる。オーケストラ版のフーガの技法のトップ3に入ると信じられる演奏。編成は弦楽及び木管楽器群で構成され、チェンバロ・ソロは殆どない。主題は弦楽合奏で、展開部は木管楽器群で演奏され構造がわかりやすい。第2主題が弦楽、第3主題は木管である。尚1966年の2回目録音は1963年の初回録音より弦楽合奏が厚くなる。この録音は「フーガの技法」のオーケストラ版の決定盤の一つで間違いない。ブランデンブルク協奏曲はDFとLe Club Français Du Disqueに2回の録音を行ったが、「フーガの技法」はERATOとLe Club Français Du Disqueに2回の録音がある。バッハの大作を2回ずつ録音した指揮者は多くない。1967年12月、リステンパルトはグルベンキアン室内管弦楽団との演奏旅行でポルトガルに滞在中に心臓発作に襲われ、クリスマス・イブにリスボンの病院で死去した。当録音は、ほぼ全てのプレスにビニール焼けが認められる。ついに完全にビニール焼けから解放された初期盤が入荷した、1966年初年度プレスから2年程後のプレスである。これまでこのような都合の良いプレスは入荷が無く、存在しないと考えていたが、実際見てみると初年度分と大差なく、全くありがたいプレスである。ステレオの場合は番号が変更され、頭に2が付く2384-5がそれに対応している。モノラルには頭に2が付くプレスは存在しない。
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